「iPodケータイ」開発に向けNTTドコモとアップルが協議開始か。

2005/10/07 14:09 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


楽曲を1曲まるごとダウンロードできる携帯電話向け音楽配信サービス「着うたフル」のダウンロード数が、2004年11月のサービス開始から累計2,000万曲を突破。着々とインフラを整備して市場を開拓していくauに対し、NTTドコモはこの分野ではいまだ具体的なサービスが見えて来ず、完全に出遅れた感があるなりよね。8月にはボーダフォンも同様の「着うたフル」サービスを開始するなど、いかに契約数が図抜けているNTTドコモと言えどもウカウカとしていられない状況を迎えているなりが、出遅れの挽回策として「iPodケータイ」を準備していると、フジサンケイビジネスアイが報じているなりよ。

フジサンケイビジネスアイの記事の要点を簡単にまとめておくと。

・「iPodケータイ」の開発に向けてアップル・コンピュータと協議を開始したとの観測がある。
・音楽配信サービス「iTunes music store」に対応。
・パソコンに取り込んだ楽曲データを簡単に携帯端末に転送して聴くことができるようにし、デザインや操作性を工夫する。
・アップルブランドではなく、NTTドコモのブランドでの販売を予定。

単に音楽管理ソフト「iTunes」に対応しているだけでなく、アップル・コンピュータと端末開発に向けて協議をしているというのがミソ。まだ「観測がある」と微妙な言い回しではあるなりが、仮に日本にアップル・コンピュータのDNAが組み込まれた携帯電話が投入されることになれば、ヒットするのはほぼ間違いないだけに、期待するなというほうが無理があるなり。「iPodケータイ」を標榜するのであれば、小型のHDDを搭載して、自由に楽曲をダウンロードできて……という感じになると思うなりが、それなりの容量のHDDを搭載していれば魅力的なのは確かなりよね。

ちなみに、アップル・コンピュータはモトローラと提携し、9月7日に初の「iPodケータイ」となる「ROKR」を発表しているなり。「ROKR」はパソコンとUSBで接続すると、「iTunes」上では携帯音楽プレーヤーとして認識され、通常の「iPod」と同様に楽曲の転送などができるというもの。日本では「iTunes」に依存しないカタチでの音楽ケータイが花盛りなので、「ROKR」の機能を見てもさほど驚くことは無いなりが、世界的には熱い期待を寄せられているなりよ。もちろん、日本でもこれだけ「iPod」が普及しているところに「iPodケータイ」が投入されれば、同じ「iTunes」上で楽曲を管理できるメリットもあるだけに、確実にニーズは存在しているはずなり。

まだ不確定要素が多いので話半分で聞いておいたほうが良さそうではあるなりが、今後のNTTドコモの音楽ケータイへの取り組み、なかなか楽しみなりね。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.