広島とオリックス、来季の新監督候補を一本化。

2005/10/07 06:43 Written by コ○助

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今季采配を振るっていた巨人の堀内恒夫監督、広島の山本浩二監督、ヤクルトの若松勉監督、オリックスの仰木彬監督、楽天の田尾安志監督が退陣。来季から巨人は原辰徳氏が監督に就任し、ヤクルトは古田敦也捕手、楽天は野村克也氏に監督就任要請が出されているなりが、これまであまり大きな動きの無かった広島とオリックスの新監督候補がそれぞれ一本化されたなりよ。

広島の新監督候補として正式に就任要請が出されるのは、9月6日付けの記事「広島の山本浩二監督が引責辞任、後任は外国人監督を招聘へ。」でもお伝えしたインディアンス傘下3Aのバファロー監督のマーティー・ブラウン氏。かつて1992年から1994年までの3シーズンに渡って広島でプレーした経験を持つブラウン氏はマイナーリーグの最優秀監督賞を受賞するなど、その育成手腕が高く評価されている人物なりね。すでに条件面では合意に達しており、正式な就任要請のあと今月中旬にもブラウン氏が来日して契約を結ぶというなり。ちなみに、広島の外国人監督は1975年のジョー・ルーツ監督以来31年ぶり。

オリックスの新監督として就任が決定的なのは、現在オリックスのGMを務めている中村勝広氏。阪神時代の監督経験とGMとしてチームの内情に明るい中村氏に白羽の矢が立ったようなりよ。「1992年の優勝争いの立役者」と評されることもある中村氏なりが、阪神ファンの間ではその手腕は賛否両論。監督経験は2軍監督が5年(1983〜1987年)、1軍監督が6年(1990〜1995年)あるなりが、「亀・新フィーバー」(※亀山努、新庄剛志両選手が優勝争いを演出。ただし、この年はトーマス・オマリー、ジェームズ・パチョレックの強力外人コンビが活躍したことも見逃せないなり)で湧いた1992年以外の成績は「……」。参考までに阪神監督時代の成績をまとめておくと。

1990年 52勝78敗(6位)
1991年 48勝82敗(6位)
1992年 67勝63敗2分(2位)
1993年 63勝67敗2分(4位)
1994年 62勝68敗(4位)
1995年 46勝84敗(6位)※シーズン途中で辞任
※監督通算 731試合 321勝406敗4分 勝率.442

といった具合。数字だけ見れば「2位もあるし、4位が2回だったらまずまずでは?」と感じる人もいるかもしれないなりが、当時リアルタイムに阪神を応援していたコ○助は、毎日のように「中村監督、早く辞めてくれないかな」と思っていたものなりよ。加えて、「中村阪神」の主軸打者として活躍し、ファンにも愛されていたていたオマリー選手を「長打力不足な選手は不要」と1994年オフに解雇したのも中村監督だったため、ファンからはすっかり人気のない監督になってしまったなりね。ちなみにオマリー選手の1994年の成績は打率.314、15本塁打、74打点。翌年移籍したヤクルトでの成績は打率.302、31本塁打、87打点。ヤクルトで阪神時代以上の成績を残したことで、本当に阪神ファンは中村監督を恨んだものなり。と、まあそんな監督(笑)。

あれから何年も経っているので中村氏の采配や選手を見抜く力に変化が起きているかもしれないので、頭ごなしに否定はできないなりが、やや心配な監督人事ではあるなり。今季は4位に終わり、プレーオフへの進出を果たせなかったオリックス。中村監督の下、来季はどんな成績を残すなりかねぇ。

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