巨人、元木大介内野手と後藤孝志内野手に戦力外通告。

2005/09/28 10:34 Written by コ○助

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低迷状態を打破するべく、来季は球団改革に乗り出す方針を打ち出している巨人なりが、原辰徳次期監督の就任を前にベテラン選手への戦力外通告が出されたなりよ。清原和博内野手に続くターゲットになったのは元木大介内野手と後藤孝志内野手。巨人在籍15年と18年の生え抜きのベテランではあるなりが、近年の成績と年俸のバランス、チームの若返り方針を考えれば、戦力外通告も致し方ないところなりか。

元木選手は1971年生まれの33歳。上宮高校時代に甲子園で活躍し、1989年のドラフトでは巨人への入団を熱望していたものの、巨人は慶応大学の大森剛内野手を1位で指名。その結果、ダイエーが野茂英雄投手の外れ1位で指名したなりが、どうしても巨人に行きたいと公言していた元木選手はダイエーへの入団を拒み、1年間の浪人生活を送ったなりね。そして翌年のドラフトで巨人に1位指名を受け、晴れて希望の球団に入団することに。入団後は長嶋監督時代には「くせ者」として重用されたものの、レギュラーを確実なものにすることはできずに2003年以降は出場機会が激減していたなりよ。今季の年俸は1億円だったなりが、成績は40試合に出場し、打率.316、0本塁打、8打点と寂しいものだったなりね。

後藤選手は1969年生まれの36歳。中京高校から1987年のドラフト2位で巨人に入団し、こちらも長嶋監督時代に重用され、一時は「左の代打の切り札」と呼ばれたこともあったなりが、ここ数年は出場機会が減少。今季に至っては堀内監督の構想から完全に外れており、1試合も出場することなくシーズンを終えようとしているなりよ。今季の年俸は7,200万円。いかに潤沢な資金を持つ巨人とはいえ、改革を旗印に掲げている以上、妥当な決断と言えるなりね。

今後については、巨人にこだわり続けた元木選手が他球団でも現役続行を希望するかどうかは微妙なところ。また、野球ファンの間では長年「他球団なら即レギュラー」とその才能を認められてきた元木選手ではあるなりが、ここ数年はプレーや練習態度の怠慢さが指摘されることも多く、今の状態で他球団に移籍したところで活躍できる見込みがあるかどうかも分からないなりよ。なかなか厳しい状況ではあるなり。一方の後藤選手は現役を引退するようで、球団も功労者として何らかのポストを用意する準備があるというなり。

ちなみに、元木選手や後藤選手、そして戦力外方針のローズ選手は、いずれも「清原派」の選手たち。ボスの清原選手を戦力外としたことで、派閥解体に向けて球団が動いている節もあり、今後はほかの「清原派」の中堅からベテランの選手がターゲットにされる可能性があるなりね。今オフの巨人はかなり慌ただしい動きを見せることになりそうなり。

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