ボーダフォン、フェリカ対応端末など秋冬モデル4機種を発表。

2005/09/20 21:31 Written by コ○助

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2004年7月から「おサイフケータイ」のブランド名で「iモード FeliCa」を展開してきたNTTドコモ。今年9月から同じく「おサイフケータイ」のブランド名で「EZ FeliCa」を開始したau。ライバル2社に比べるとやや出遅れていた感のあるボーダフォンなりが、ようやく同様のサービスが利用できる「ボーダフォンライブ! FeliCa」が発表されたなりよ。ブランド名にはやはりライバル2社と同じ「おサイフケータイ」を採用し、業界全体でフェリカサービスを盛り立てて行くことになるなりね。

「ボーダフォンライブ! FeliCa」で出来ることは、基本的にはほかのキャリアが提供しているフェリカサービスと同一のもの。店頭での簡単な決済に加え、会員証やポイントカードの代わりに利用できる機能、そして将来的にはJR東日本が提供する「Suica」の機能についても搭載する準備が進められているなりね。すでにNTTドコモが整備してきたインフラを、ボーダフォンユーザーがそのまま利用できるのは嬉しいところなり。

フェリカ対応端末第1弾として投入されるのは、シャープ製の「703SHf」。型番通り3Gのエントリーモデルにあたる端末なりが、スペック的には8月に発売された「703SH」と同等のもの(130万画素CMOSカメラ、2インチ液晶、miniSDカードスロット、ミュージックプレイヤー機能など)にフェリカ機能を搭載しただけと考えれば良さそうなり(本体色はウェーブレッド、カーボンブラック、コルクベージュ)。「703SHf」は11月上旬に発売される予定なりが、フェリカ対応端末は2005年度中に数機種を投入する計画が明らかにされているので、すぐにフェリカサービスを利用したいのでなければ、ある程度、対応端末が出揃った段階で購入を検討しても良さそうなりね。

この端末のほかに、秋冬モデルとしてNEC製の「703N」、ノキア製の「702NKII」、シャープ製の「V604SH」 の3機種も発表されたなり。それぞれのスペックや特徴を簡単にまとめておくと。

[703N(NEC製)]
・レザーのような質感と素材感の「レザータッチ・デザイン」を採用。
・メインに124万画素CMOSカメラ、サブに10万画素CMOSカメラを搭載。
・2.2インチのTFT液晶を搭載。
・miniSDカードスロットを搭載。
・W-CDMA方式に対応するものの、利用は国内のみに限定。
・本体色はレザーレッド、ベルベットブルーの2色。

[702NKII(ノキア製)]
・メインに130万画素CMOSカメラ、サブに30万画素CMOSカメラを搭載。
・2.1インチのTFT液晶を搭載。
・RS-MMCカードスロットを搭載(64MBメモリを同梱)。
・Bluetoothに対応。
・WordやExcelなどのオフィス文書の閲覧が可能。
・予定表やアドレス帳をパソコンと共有する「PCリンク機能」をサポート。
・本体色はライトブロンズのみ。

[V604SH(シャープ製)]
・光学2倍ズーム、オートフォーカス機能対応の320万画素CCDカメラを搭載。
・2.4インチのモバイルASV液晶を搭載。
・アナログテレビチューナーを搭載し、FMラジオの受信も可能。
・液晶が180度反転する「Swivel Style」を採用。
・miniSDカードスロットを搭載。
・MP3などの音楽再生に対応した「ミュージックプレイヤー」を搭載。
・本体色はターコイズ&ブラック、ホワイト&シルバー、ブラック&レッドの3色。

320万画素のカメラやテレビチューナー、大型液晶など、PDC端末の「V604SH」が最も高スペックなのが残念なところではあるなりが、3G向けには「703SHf」と合わせてエントリーモデル3機種が投入されることになるなりね。今回の3G端末はあまり特徴らしい特徴のない、やや拍子抜けなスペックの端末だけに、今後発表されるであろう3Gのハイエンドモデルには期待したいところなり。

とりあえずフェリカサービスは3キャリアが出揃ったことで、来年は本格的な普及期に突入することになるなり。先行するNTTドコモに対して、ほぼ同時期にサービスを開始するauとボーダフォンが出遅れを取り戻すことができるかどうか。注目なり。

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