フジテレビ、人気作品の「番外編」2本を放送へ。

2005/09/20 11:16 Written by コ○助

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「踊る大捜査線」シリーズの番外編「交渉人 真下正義」と「容疑者 室井慎次」が大ヒットを記録しているため、今後もこの手の作品づくりを推し進めていきそうなフジテレビなりが、早くも次なる一手として人気作品の「番外編」が2本制作されることが明らかになったなりよ。いずれも映画ではなくドラマの「番外編」ではあるなりが、今回の2本が視聴率的な成功を収めれば、ますます番外編の制作に弾みが付くことになりそうなりね。

1本目は今クールの連続ドラマの視聴率トップを快走した「電車男」の番外編「電車男・アナザーストーリー(仮)」。ドラマ版の「電車男」に登場した劇団ひとり演じるヲタクの青年・松永勇作を主人公に据えた番外編で、「松永がかつて掲示板を賑わせた『ギター男』だった」という設定で描かれるオリジナルストーリーだというなり。劇団ひとりのヲタクキャラは話し方や動きが非常にハマリ役と専らの評判で、「劇団ひとりでなければ出せなかった味」との声も強いなりよね。「電車男」のストーリー上、電車男(伊藤淳史)とエルメス(伊東美咲)の恋物語という軸をずらすことができなかったため、本編では松永勇作の出演シーンはそれほど多く無かったなりが、番外編では存分に活躍してくれそうなりよ。ドラマ版の視聴率が平均20.6%(最新の第10回は24.1%)と絶好調だっただけに、こちらも好視聴率が期待できそうなり。放送日は10月6日の22時から。

2本目は映画「交渉人 真下正義」に登場した寺島進が演じる木島丈一郎警視を主人公に据えた番外編「警視庁捜査一課 木島丈一郎」。木島警視は「交渉人 真下正義」の中でも異彩を放っていたキャラクターで、コワモテながらちょっと可愛いオッサン。これまでの「踊る大捜査線」シリーズには無かったタイプのキャラクターなので、新鮮な風を吹き込んでいたなりね。演出を担当するのは本広克行監督。「踊る大捜査線」シリーズを不動の人気作品に押し上げてきた本広監督による演出となれば、期待しても良いかもしれないなりね。ストーリー的には「交渉人 真下正義」とリンクしたものになる予定で、地下鉄事件の全容が分かるとか、分からないとか。放送日は12月9日か10日、21時からを予定しているようなり。

本編で脇役だったキャラクターにスポットを当てた番外編の制作に対しては、「安易な企画」と批判的に捉える人も少なくないなりが、上手くいけば作品の世界観を広げることができるのも確かなので、その辺は制作側の作り込みに期待したいところ。「電車男・アナザーストーリー」も「警視庁捜査一課 木島丈一郎」も、ともにファンや視聴者の多い作品の番外編だけに批判は必ず出てくると思うなりが、どのような内容になるのか楽しみにしておくとするなり。

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