ソフトバンク、NHKと在京民放テレビ局5社のテレビ番組配信へ。

2005/09/17 10:47 Written by コ○助

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ヤフーや楽天といった大手ポータルサイトが本腰を入れ始め、USENが開設した無料ブロードバンド放送の「GyaO」が魅力的なコンテンツを揃えたことで会員を伸ばすなど、ようやく日本でもネットでの動画配信サービスが本格化してきたなりよね。今秋からは日本テレビが独自の動画配信サイト「第2日本テレビ(仮)」を立ち上げるなど、テレビ局側もネットでの事業展開の可能性を本格的に検討し始めているなりが、今度はソフトバンクが大きな動きを見せようとしているなりよ。

ソフトバンクが来春に向けて準備を進めているのは、NHKと在京民放テレビ局5社の番組を配信する大がかりな動画配信ポータルサイト。まだサイト名は未定なりが、ソフトバンクとヤフーの合弁で新たに運営会社を設立し、動画配信ポータルサイトの運営にあたるというなり。配信される動画は原則的には無料にする方針で、従来のテレビと同様に広告を主体としたビジネスモデルを検討しているなりね。

ネットでの動画配信でネックとなるのは複雑に絡んだ著作権の問題なりが、この点に関してはやはりまだすっきりとクリアできてはいないようで、とりあえずはニュースや国内のスポーツ、旅行番組、地方局や韓国のテレビ局の番組などを配信する予定。過去のドラマやバラエティ、音楽番組など、視聴者のニーズが高い番組に関しては、順次著作権の交渉を行い、クリアになったものから配信していく予定はあるようなり。

テレビ番組の著作権交渉は、出演者のみならず脚本家や演出家など、たくさんの関係者に個別に交渉をしていく気の遠くなる作業のため、なかなか一筋縄には行かなそうなりが、これを実現しない限り視聴者が飛びつきたくなるようなサービスにはならないなりよね。現在、DVDで発売されている過去のドラマやバラエティ番組などのラインアップがネットで見られるようになるには相当な時間を要しそうではあるなりが、5年、10年後には「過去の番組はネットで見る」というスタイルが当たり前になる可能性は十分に秘めているなりね。

この手の動画配信サイトが成功するかどうか、すべてはコンテンツのラインアップ次第。来春のサービス開始の前に、10月から試験サービスを開始する予定のようなので、どの程度の魅力を持ったサイトになるのか、お手並み拝見なりね。

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