東西有名シェフが手がける「美食サンド」は商品化されるか。

2005/09/16 15:11 Written by コ○助

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焼いたときのカリッとしたパンの食感と、肉厚なヒレ肉、甘みのあるソースが三位一体となって口の中にジュワッと美味さが広がるカツサンド。皆さんは好きなりか? 定番中の定番ではあるなりが、コ○助は子どもの頃からまい泉の「ヒレかつサンド」を食べる機会がなぜか多かったため、いつの間にやらカツサンドは好物になっているなりね。それほど世間ではカツサンドを商品として出している店は多くはないなりが、たまに見かけると、お腹が空いていなくてもついつい買いたい衝動に駆られてしまうほど好きだったりするなりよ。

そんなコ○助のカツサンドアンテナに、最近引っかかったのが「美食サンド」なるカツサンド。なんでも東西の有名シェフが共同で試作したカツサンドだというなり。東の有名シェフは東京・代官山の「パティスリーマディ 代官山」のシェフブーランジェ、松原裕吉氏。「パティスリーマディ 代官山」といえば、パン愛好家の間では名を知られている注目店。松原氏は昨年のカリフォルニアレーズン協会のコンテストで世界一を受賞している実力者でもあるなり。

一方の西の有名シェフは、大阪・桃山台の「ブーランジェリー ア・ビアント」のオーナーシェフ、松尾清史氏。大阪のパン愛好家の間では「ハード系のパンならア・ビアント」と言われるほど、人気を集めているお店のオーナーなりよ。これまでカツサンドというと、どうしてもカツが主役となり、トンカツ屋さんが作るものが多かったなりが、松原氏と松尾氏が共同で作るカツサンド「美食サンド」は、パン屋さんが作る、パンにこだわったカツサンドなりね。作り手の視点が違うのは、面白そうではあるなり。

肝心のカツはというと、「美食サンド」に使われているカツは「やまと豚重ねカツ」。「やまと豚のもも赤肉を薄くスライスし、ミルフィーユのように幾重にも重ねたポークカツ」とオフィシャルな説明にはあるなり。東京で人気沸騰の「キムカツ」と同じ方式を採用したミルフィーユカツを使ったカツサンドなりか。本家(?)の「キムカツ」も、キムカツを挟んだカツサンドを販売しているなりが、それとどう違うのかも気になるところではあるなりね。

さて、この「美食サンド」はどこで食べられるのか、という話なりが、実はまだ試験販売の段階で、実際に商品化されるかどうかは未定なりよ。試験販売の成否によって、「美食サンド」の専門店を出店する構想はあるようなりが、今はまだマーケティングをしている段階なりね。しかし、ここまでの情報を耳にしてしまったら、やっぱり食べてみたいじゃないなりか。悶々としながら、試験販売をしている店を探していたところ、9月19日まで東京・銀座の三越で購入できるとの情報をキャッチ。早速、銀座へと赴き、「美食サンド」をゲットしてきたなり。

「美食サンド」は、東の松原氏が作る「枝豆ポテトブレッド」バージョン(マッシュポテトを練り込み、生地に枝豆を入れたもの)と、西の松尾氏が作る「二種のゴマ入りカンパーニュ」バージョン(カンパーニュ生地に二種類のゴマを練り込み、オリーブオイルと共に焼き上げたもの)の2種類。いずれも見た目からして、一般的なカツサンドとは少々異なるなりね。これは楽しみ。

カツサンドは焼いて食べるのが好きなので、トースターで軽く焼き、順番に食べてみたなり。ふむふむ。「枝豆ポテトブレッド」バージョンのほうは、焼いたために表面はカリッとしているものの、内側はモッチリとした食感。枝豆の味わいとカツがうまい具合に合わさって、これはなかなかの美味さなり。「二種のゴマ入りカンパーニュ」バージョンは、パン生地の歯切れがとても良く、モグモグ、モグモグと一気に食べてしまったなりよ(笑)。ゴマの風味とカツの相性は疑う余地もなくバッチリで、これもなかなかの美味さだったなり。

実際に商品化されたらそれなりに人気は出そうだな、というのがコ○助の感想。めちゃくちゃ人気が出るか、と聞かれたら「イエス!」と断言する自信は無いなりが、カツサンドのバリエーションを広げるという意味では、ぜひとも商品化に漕ぎ着けて、専門店をオープンさせて欲しいなりね。銀座の三越での販売は19日までなりが、その後は9月27日から10月3日まで横浜のそごうでの試験販売が決定しているほか、全国各地のデパートを中心に転々と試験販売を続けていくようなので、デパートの催事のチラシなどで見かけたら、ぜひ試してみてくださいなり。

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