楽天がベテラン6投手をリストラ、「清原資金」捻出か。

2005/09/16 08:21 Written by コ○助

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戦力が整わないままシーズンに突入し、あまり見せ場もないまま128試合を消化。パ・リーグの最下位を独走している楽天なりが、プロ野球参入2年目の来年は今年と同じ戦いぶりではまずいと、三木谷浩史オーナーや球団フロントはオフの大補強を予告しているなりよね。でも、新しい戦力が加わるということは、それすなわち現在の戦力から解雇者が出るということ。楽天に移籍してわずか1年でリストラされる選手が出るのは寂しい話ではあるなりが、結果を残すことができなかった6人のベテラン投手に対し、第1弾の戦力外通告が行われたなりよ。

戦力外通告を受けたのは紀藤真琴投手、川尻哲郎投手、小池秀郎投手、高村祐投手、小倉恒投手、小林宏投手の6人。それぞれの今年の成績と年俸をまとめておくなりね。

紀藤真琴 8試合、0勝5敗0セーブ、防御率6.25 年俸2,400万円
川尻哲郎 2試合、0勝1敗0セーブ、防御率8.64 年俸5,500万円
小池秀郎 11試合、0勝0敗0セーブ、防御率7.04 年俸3,500万円
高村祐 1試合、0勝1敗0セーブ、防御率40.50 年俸6,500万円
小倉恒 15試合、1勝2敗、防御率7.79 年俸6,300万円
小林宏 3試合、0勝1敗、防御率16.20 年俸4,000万円
※6人の年俸合計は2億8,200万円

いずれも全盛期ならば「エース格」の投手ばかりなりが、楽天では全員合わせて1勝しかできなかったという散々な成績だったなりね。40歳の紀藤投手を筆頭に、最も若い小林投手でも34歳という年齢を考えれば、これが楽天でなくともリストラ候補になるのは仕方のないところなり。

楽天の今回の戦力外通告は第1弾に過ぎず、今後も第2弾、第3弾が行われる方針で、最終的には今年の戦力の3分の1近くに相当する20人前後をリストラする意向だというなり。当初予想されていたよりも多くの戦力入れ替えを断行するようなので、三木谷オーナーが公言していた「15億円補強」よりも、強気の補強を実現できる可能性が出てきたなりね。そのため、リストラによって浮いたお金を「清原資金」としてプールするとの見方も出てきているなりよ。まあ果たして楽天に清原選手が必要なのか、という根本的な疑問もあるなりが……。

今年の楽天は、打撃面ではベテラン勢が奮起していただけに、リストラの対象になるのは中堅から若手の選手が多くなりそう。いったい誰が戦力外通告を受けてしまうのか。そして、リストラの果てにどのようなチームに生まれ変わることができるのか。2年目に向けてスタートを切った楽天の動向に注目しておきたいところなり。

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