インターネットで利用するさまざまなサービスには、IDやパスワードが付き物。インターネットの登場以前は、パスワードなんて銀行ATMの暗証番号くらいしか利用することが無かったので楽チンだったのに、今はもうパスワードを要求されるシーンが多くて何が何だか（笑）。極力同じもので統一しようとは思うなりが、セキュリティ面の不安や、サービスによって「数字4文字」だったり、「英数字混在8文字」だったりと組み合わせがいろいろなので、結局は統一することは難しく、すべてのIDとパスワードを覚えきれずにいるなりね。

そして、IDとパスワードを忘れてしまったがゆえに、そのサービス自体を利用しなくなることもしばしば。問い合わせれば教えてくれるものの、「そこまでして……」と二の足を踏んでしまうのは、コ○助が単に面倒臭がりなだけなのかもしれないなりが、逆に言えばそこまで固執するほどでもないサービスでもIDとパスワードを登録させられているということなりよね。ヤフーや楽天といったポータルサイト、アマゾンやGoogleといったアフィリエイトサービス、yodobashi.comやビックカメラ.comなどの通販サイト、mixiやはてなといったオンラインサービスに、あれやこれや……。本当に管理が面倒臭いなり。

さて、インターネットコムとインフォプラントがIDやパスワードを必要とするログインサービスに関する調査を実施しているなりよ。きっとコ○助と同じような悩みを抱えている人は多いとは思っていたなりが、実際に数字として表れているのはなかなか興味深いものがあるなりね。どのような調査結果だったのかを簡単に見ておくと。

・ID・パスワードを「頻繁に忘れる」ユーザーは9.3％、「たまに忘れる」に至っては82.0％。
・ログインサービスの数は「5〜10個」で39.7％。以下、「11〜15個」（18.7％）、「16〜20個」（15.7％）、「2〜4個」（10.0％）、「31個以上」（9.7％）、「21〜30個」（6.0％）。11個以上利用しているユーザーが全体の半数。
・91.0％のユーザーが「同じ ID・パスワードを利用しているサービスもある」と回答。
・普段 ID・パスワードをどのようにして管理しているか尋ねたところ（複数回答）、「手帳やメモなどに書き留めている」（139人）と「自分の頭で記憶している」（136人）が圧倒的に多い。

あぁ、やっぱり誰もが同じような悩みを抱えているなりね（笑）。上から順番にコ○助の回答を追っていくと、IDやパスワードを「頻繁に忘れる」で、ログインサービスの数は「31個以上」。「同じ ID・パスワードを利用しているサービスもある」で、管理は「自分の頭で記憶している」。ログインサービスの数がちょっと多いなりが、ほかの項目に関しては、だいたい大勢と差がないことが分かったなり。あまり世間一般とのズレがなくてホッ。

ただ、ホッとしてはいけないなりよね。セキュリティのことを考えたら本来はすべてパスワードを変えてみたり、パスワードはメモなどには残さずに専用ソフトなどで管理したり、1か月に1回は変更したり、といったマメな作業をしたほうが良いのは当然のこと。結局は管理がずさんな人ほど危険に直面する可能性は高いわけで。皆さんもその辺はお気を付けくださいませ。