フジテレビ系「めざましテレビ」のやらせ演出を番組内で謝罪。

2005/09/09 08:16 Written by コ○助

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8日に人気コーナー「めざまし調査隊」の内容にやらせ演出があったことが発覚し、担当ディレクターと関係者が処分されたニュースをお伝えしたなりが、この問題について、9日に放送された「めざましテレビ」の中で大塚範一キャスターと高島彩アナが謝罪を行ったなりよ。謝罪は番組冒頭の午前5時25分頃と午前7時8分頃の計2回。7時台の謝罪では、問題となった個所について細かい説明があったので、その内容を簡単にまとめておくなりね。

・2005年4月4日放送分
井の頭公園で一人花見をしている女性のシーンで、「去年のこの時期にこの場所で恋人と別れる」「その恋人に再び電話をする」が事実ではなかった。
→担当ディレクターが知人の女性に依頼して撮影。

・2004年7月29日放送分
暑さ対策に関する内容で、「部屋の家具などをブルーにしている男性」「部屋を閉め切ってダイエットに励む女性」「部屋にいくつもの扇風機を置いている男性」が事実ではなかった。
→担当ディレクターが知人に依頼して撮影。

・2004年5月17日分
週末の過ごし方に関する内容で、「草野球に励む男性のうち、妻からもらったお守りを身につけてヒットを打つ男性」が事実ではなかった。
→担当ディレクターがお守りを用意して手渡していた。

どういった経緯でこの問題が発覚したのか気になっていたなりが、謝罪の中では「番組のスタッフからディレクターの演出方法に対して問題があるのではないかと申告があり、調査を開始した」「申告があった時点でディレクターは番組を外れた」と説明していたなり。外部からの投書や視聴者からの指摘ではなく、取材に同行していたスタッフからの内部告発だったなりね。スポーツニッポンによると、今年4月放送分の花見の女性に対しては、スタッフなどが「女性の様子がおかしい」「出来過ぎ」などと感じていたというなり。

報道のコーナーではないし、この程度の「演出」は許容範囲なのでは? との声がある一方、番組全体が報道を謳っている中で「やらせ」はまずいととの声も。フジテレビの広報部長はこの点に関しては「やらせとは本質的な部分にうそがあること。今回は本質的な部分でうそがあった。視聴者の信頼を損ねており、今後は番組制作者の放送倫理を高めていく」とコメントしているなり。まあ確かに、全くの創作エピソードだったので、「やらせ」とされても仕方がないなりか。

今回の一件は決して「めざましテレビ」だけの話ではないはず。他局の番組を含めて、過剰な演出をしている番組は少なくないので、次の「めざまし調査隊」が現れないと願いたいなりね。

☆番組公式ページにも「お詫び」
「視聴者の皆様へご報告とお詫び」
毎週月曜から水曜までお伝えしております「めざまし調査隊」のコーナーにおきまして、過剰な演出があったことがわかりました。
「めざまし調査隊」は9月7日放送分を持ちましてコーナーを打ち切りとさせていただきます。
こうした事態を招いてしまったことに対し、この場をお借りしてお詫び申し上げます。申し訳ございません。
一刻も早く皆様からの信頼を回復できるよう、今後番組としての自律と自浄能力をさらに高めて放送に取り組んでまいります。

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