「めざましテレビ」のコーナー「めざまし調査隊」でやらせ演出。

2005/09/08 21:46 Written by コ○助

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朝の情報番組として、主に若い人の支持を得ているフジテレビ系の「めざましテレビ」。この番組の「めざまし調査隊」のコーナーは、投稿などで寄せられた視聴者の身近な疑問を、番組スタッフによって構成された調査隊が解決していくという人気コーナーなりね。短い時間のコーナーなのでそれほど小難しい疑問にはアタックしないなりが、「あぁ、そういえばどうだったかな」という程度の軽い疑問に、軽いタッチで答えてくれるコーナーなりよ。

そんな「めざまし調査隊」のコーナーが、突然打ち切りになることになったなり。理由は「やらせ」。フリーの契約ディレクターがやらせ演出を行っていたことが発覚したため、フジテレビは迅速に同ディレクターとの契約を解除。情報制作局の取締役局長や番組プロデューサーを処分した上で、コーナー自体も打ち切ることを決定したなりよ。

発覚したのは3件のやらせ演出で、朝日新聞によると次のような放送内容だったというなり。

・花見をする女性が恋人にふられた話をする様子を放送。しかし女性はディレクターの知人で、失恋の事実はなかった(4月4日放送)
・暑さ対策で部屋のカーテンや枕を青に統一する話を取り上げたが、実は知人に依頼していた(昨年7月29日放送)
・妻からのお守りを付けて草野球をする男性を取り上げたが、お守りはディレクターが用意していた(昨年5月17日)

この放送内容を見る限りでは、やらせ、と言う言葉はやや厳しすぎる気も。過剰演出くらいが適当な感じなりかねぇ。個人的には、固いドキュメンタリー番組や検証番組ならいざ知らず、この程度のショートコーナーに過剰演出があったからといって目くじらを立てるようなことでは無いと思うなりが、放送倫理に照らし合わせれば、やはり問題視せざるを得ないということなりか。

某日本テレビや某フジテレビの恋愛番組や、某フジテレビのお昼の番組のコーナーなど、やらせと演出の境界線が非常に曖昧な番組が氾濫しているなりが、同じことでもバラエティ番組では「演出」で逃げられるのに、情報番組では「やらせ」になってしまうなりね。まあそこら辺の基準は視聴者には分からないなりが、ひとつだけ分かっているのは来週からは「めざまし調査隊」が放送されず、野仲美貴の姿を見ることができなくなってしまうこと。無念なり……。

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