アップル、2GBと4GBの小型・極薄「iPod Nano」を発表。

2005/09/08 03:31 Written by コ○助

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アメリカ時間の9月7日に、サンフランシスコでアップル・コンピュータ主催のスペシャルイベントが開催され、その場で何らかの「iPod」関連商品が発表される可能性が高いとの話題は8月末にお伝えしたなりが、そのスペシャルイベントが滞りなく開催され、新型の「iPod」が発表されたなりよ。憶測が飛んでいたビデオ(動画)再生に対応した「iPod」や大容量の「iPod Shuffle」ではなく、発表されたのは「iPod Nano」と名付けられた小型・極薄の、全く新しいラインの「iPod」だったなりね。ファン待望のビデオ再生対応の「iPod」はまた見送りなり(笑)。

話を進める前に、「iPod Nano」のスペックと特徴を簡単にまとめておくと。

・従来の「iPod」同様、クイックホイールを搭載。
・シリコンメモリを内蔵した2GBモデルと4GBモデル。
・「iPod」よりも80%、「iPod mini」よりも60%小型化。
・重量は42グラム。
・1.5インチのカラーディスプレイを搭載し、写真の表示にも対応。
・一般的な鉛筆よりも薄い極薄設計(厚さ6.8ミリ)。
・バッテリー持続時間は約14時間。
・本体色はホワイトとブラック。
・2GBモデルが21,800円、4GBモデルが27,800円。
※「iPod」用の周辺機器はほぼそのまま使用可能。
※「iPod Nano」の発売に伴い、「iPod mini」は生産終了。

基本的には20GBや60GBを搭載した通常の「iPod」を小さくしたものなので、できることは通常の「iPod」とほぼ同一。AAC、MP3、WAV、AIFF方式の音楽ファイルの再生に対応し、JPEG、BMP、GIF、TIFF、PSD (Macのみ)、PNGの各方式の画像ファイルの表示に対応しているなりね。ただ、パソコンとの接続方法は若干異なっており、USB 2.0とFireWire(IEEE1394)に対応している通常の「iPod」に対し、「iPod Nano」はドック経由でのUSB2.0接続のみとなっているなりよ。実用上はそれほど問題は無いかもしれないなりが、これはちょっと残念なり。

残念といえば、「iPod Nano」の登場によって「iPod mini」がラインアップから姿を消してしまったのも残念なところ。「iPod mini」は4GBモデルが21,800円、6GBモデルが27,800円だったので、単純に容量と価格のバランスで言うと「iPod Nano」は「値上がり」しているだけに、この辺はやや不満が漏れそうなところではあるなりね。

また、「iPod Nano」はホワイトとブラックの2色で展開するなりが、「iPod mini」の人気ポイントだった「カラフルさ」とはほど遠いカラーリングだけに、「iPod mini」の可愛らしさが好きだった人にとってはラインアップから姿を消したのは痛いなりよね。ただ、一応「iPod Nano」をカラフルな見た目にできる「Tubes」と名付けられたスキンのようなアクセサリが用意されており、これを「iPod Nano」にかぶせることでブルー、パープル、グリーン、ピンクに変身させることはできるようなり。まああくまでも上からかぶせるタイプのものなので、質感が「iPod mini」とは異なってしまうなりが、アップル・コンピュータとしてもその辺は考慮しているようなりよ。

いろいろと「iPod Nano」の登場による影響があるとはいえ、「iPod Nano」自体が魅力的な製品であることは疑う余地が無いだけに、これもまた大きな反響を呼びそうなり。携帯音楽プレーヤーの購入を検討していた人は、ぜひ「iPod Nano」を選択肢に加えてくださいませ。

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