音楽プレーヤー機能を搭載した端末はすっかり珍しいものではなくなった昨今。「iPod」などの携帯音楽プレーヤーを使わずに、携帯電話だけで十分満足しているという人も少なくないと思うなりが、ボーダフォンからは携帯音楽プレーヤーとしての側面をより強調した、一風変わった音楽プレーヤー機能を搭載した端末が発表されたなりよ。発表されたのは東芝製3G端末「803T」。これまでの同種の端末には無かった、ハードウェア面に工夫を凝らすことで、音楽プレーヤー機能の使いやすさを向上させた端末なりね。

それでは「803T」がどのような端末なのか、まずは簡単にスペックと特徴をまとめておくと。

・端末を閉じたまま音楽再生するための「ミュージックコンソール」を搭載。
・226万画素のCCDカメラを搭載。
・メイン液晶に約26万色表示の2.2インチTFT液晶を搭載。
・サブ液晶にモノクロの1.3インチSTN液晶を搭載。
・1,000mAhの大容量バッテリーを搭載。
・AAC、AAC＋、TBD（独自形式）の音楽ファイル再生に対応。
・音楽ファイルの転送には専用ソフト「Beat Engine」が必要。
・Bluetooth、赤外線通信機能を搭載。
・外部メモリはminiSDカード（64MBのカードを同梱）。
・本体色はピアノホワイト、サックスブルー、スウィングレッド。

最大の特徴は、携帯音楽プレーヤーのような操作感を実現したインターフェース「ミュージックコンソール」を搭載していること。楽曲の再生や一時停止、選曲、プレイリスト選択、前後曲へのスキップなどの操作ができる専用キーを端末背面に配することで、端末を閉じた状態を携帯音楽プレーヤーに見立てた作りに仕上げているなりよ。サブ液晶として搭載されているモノクロの1.3インチSTN液晶も携帯音楽プレーヤー風のデザインで、曲名やアーティスト名、曲の長さなどを表示させることができるなりね。

また、1,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているのも大きな特徴。これによって、携帯電話の機能を全く使わない状態ならば、約7時間の音楽再生をすることができるというなり。実際には携帯電話の機能を全く使わないわけにはいかないので、音楽再生を楽しむ時間はもう少し短くなりそうなりが、それでも大容量バッテリーを搭載したという判断は、気兼ねなく音楽プレーヤー機能を使いたいユーザーにとっては嬉しいところなりよね。

発売は10月中旬以降の予定。音楽プレーヤー機能を重視したいボーダフォンユーザーの人は、ぜひチェックしてみて下さいなり。