セブン−イレブンが清涼飲料7種類を値下げ。

2005/09/02 14:22 Written by コジマ

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今月1日にセブン−イレブン・ジャパンとイトーヨーカドー(イトーヨーカ堂)、デニーズジャパンなどで設立された持ち株会社セブン&アイ・ホールディングスの中核を担うコンビニエンスストア・セブン−イレブンが2日、500ミリリットルのペットボトル入り清涼飲料7種類を15%値下げすることを発表したのだ。

対象は「コカ・コーラ」(日本コカ・コーラ)や「お〜いお茶 緑茶」(伊藤園)、「午後の紅茶 ストレートティー」(キリン・ビバレッジ)など炭酸飲料、紅茶、緑茶など各分野でよく売れている7商品(詳細は公式サイトにも載っていないのだ)で、税込み販売価格が147円jから125円になるのだ。値下げは3日から全国1万985店で始まるのだけれど、期間限定のセールなどを除いて定価販売が原則だった清涼飲料の恒常的な値下げは初の試みだそうで、この値下げが成功すれば、他のコンビニチェーンも追随する可能性が高いのだ。

清涼飲料はコンビニの売り上げの1割を占めているのだそうだけど、世の中が値下げの風潮にあるなかで、定価販売で高い利益を上げてきたコンビニ。量販店やドラッグストアのほうが安い知っていても、すぐ近くにあったり他の買い物も一緒にできることなどからついついコンビニで買ってしまうのだ。こういう点では自動販売機も同じなのだけれど、量販店などとの価格差は50円にも達していることから、セブン−イレブンは消費者離れを懸念して値引きに踏み切ったようなのだ。

今回の値引きに先駆けて、北海道、新潟、広島、東京・多摩地区の約140店舗で、6〜8月に清涼飲料を118〜125円に値下げするテスト販売をし、1割以上売り上げが伸びたのだそうだけど、これは単に消費が増加しただけでなく、他のコンビニの客が流れてきた可能性が高いのだ。コンビニのなかでも、オリジナル商品や企業との提携開発商品など独自性を強く出しているセブン−イレブンは、価格を他のコンビニと比べられることない独自商品の価格を高めに設定し、比較できる商品は値下げするという手法で売り上げを伸ばしてきたのだけれど、今回の値引きでも清涼飲料の安さにつられて他の商品の売り上げも増加するのは必至。他のコンビニチェーンは早急に手を打たないとお客さんの流れを取り戻せなくなるのだ。

とはいえ、清涼飲料の定価が高すぎるのも事実で、販売店の努力だけでなく、メーカーの値下げも求められるのだ。

ちなみに、セブン−イレブンでは、「セブン&アイホールディングス誕生記念祭」として、おでんを70円均一で販売するほか、「炭火焼鳥丼」(490円)や「メープルメロンパン」(150円)などの限定商品を販売しているのだ。当サイトでもご紹介した「みち子がお届けする若狭の浜焼き鯖寿司」も420円で販売。また、トヨタ「プリウス」やシャープの大画面液晶テレビなどが当たるキャンペーンも実施しているのだ。おでんの値下げと限定商品の販売は7日まで、キャンペーンの応募は30日までなので、手に入れたい人、応募したい人はお早めに。

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