さんまのシーズン到来、目黒の2大さんま祭りの開催迫る。

2005/09/01 18:13 Written by コ○助

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秋の味覚は数あるなりが、安くて美味しい味覚の代表格といえばやっぱりさんま。たっぷりと脂が乗って肥えたさんまを塩焼きにして、すだちをかけて大根おろしと共にパクリ……。さんまをつまみにビールを一杯……も良いなりが、コ○助はさんまを口に放り込んだらすぐに白米をかき込みたいタイプ。さんまの脂と白米が口の中で渾然一体となっとなった瞬間に日本人であることの幸せを感じるなりね。あぁ、食べたい。早く食べたいなりよ!

もう何日もすれば、あの至福の味がもうすぐ本格的に食べられるシーズンに突入するなりが、今年もまた、この時期恒例のイベントがやって来るなりよ。さんまと言えば、落語の「目黒のさんま」。ということで、東京・目黒の街ではさんまに関する2つのイベントが開催されるなりね。ともにさんまの塩焼きを無料で食べられるとあって、毎年大混雑が必至の人気イベントなりが、今年はどのような内容になるのか、その概要をまとめておくことにするなり。

[第10回 目黒のさんま祭り](目黒駅の品川区側)
日時:9月11日(日) 10時〜14時
会場:誕生八幡神社界隈、目黒通り沿い周辺
さんまの数:岩手県宮古産 5,000匹(すだち付き)
ほかのイベント:「目黒のさんま寄席」(3回公演)、江戸駄菓子屋台ほか

[第29回 目黒のSUNまつり](目黒駅の目黒区側)
日時:9月18日(日) 10時〜16時
会場:目黒区民センター、田道広場公園、下目黒小学校
さんまの産地:宮城県気仙沼 5,000匹
ほかのイベント:ミニSL、ミニ縁日、「目黒のさんま寄席」ほか

いずれも産地から直送された5,000匹のさんまを用意し、無料で振る舞われるなりが、昨年の「目黒のさんま祭り」は約12,000人の人出があったということからも、さんまが食べたければお祭りのスタート直後を狙って行ったほうが無難なりね。昨年のお祭りの様子を報告しているブログなどの情報を見る限りでは、10時を目指して行ったとしても、かなりの行列は覚悟しなければならないようなりよ。

さんまは安いし、無料だからと言ってそんなに行列しなくても……と感じる人も少なくないと思うなりが、まあそこはお祭りなりからね。無料のさんまにガッツクのではなく、お祭り全体の雰囲気を楽しむのも良いのではないかと。さんまを食べて、「目黒のさんま」の落語を聞くなんてオツなもの。目黒近辺の人は、ぶらりと訪れてみてはいかがなりか?

☆落語「目黒のさんま」とは(目黒のさんま祭り公式ページより引用)
ある大名(松平出羽守)が馬の早駆けに目黒へ行った時のこと。
空腹となり百姓家で焼きたてのサンマをわけてもらった。
屋敷に戻ったが脂が乗ったサンマの味が忘れられない。
しかし、屋敷の御膳にサンマが出る訳もなし。
そこで親戚へ食事のお呼ばれをしたので、ここぞとばかりにサンマを注文。
しかし、親戚の家来たちが体を気遣いサンマを脂を蒸して抜いてしまった。
ひと口食べたがおいしくも何ともない。
「このサンマはいずれより取り寄せた?」
「日本橋魚河岸にてございます」
「それはいかん。サンマは目黒に限る!」

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