「童貞」コメディ映画、初登場で興行収入No.1の快挙。

2005/08/23 11:04 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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(このコラムは映画のネタバレが含まれる可能性があります。ご注意下さい)

俳優、そしてコメディアンのスティーブ・キャレル。ジム・キャリーの「ブルース・オールマイティ」(2003年)や、数々の米コメディ番組に出演しているので、名前は知らなくても一応顔をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。何はともあれ彼は、先週公開されたコメディー映画 "The 40-Year-Old Virgin" (タイトル直訳は「40歳の童貞」)で主役を演じ、突然スターダム這い上がってしまったニュー・セレブであります。

この作品、題名のとおり女性に今までまったく縁のない中年男性のストーリー。電化製品の店で会計事務の仕事をしているアンディ・スティサー(キャレル)は、ちょっとばかり変人ではありますが性格も悪くなく、気のおけない友達もいるという、まぁまぁ普通の男性。ところが、なぜか40歳になった今も童貞。本人にその気がないのが原因ですが、周りとしてはなんとかこれを助けてあげたい……。ということで友人たちがいろいろと努力してアンディを「イケてる男」にメークオーバーさせようとするのですが、これがまたハチャメチャなことになるんだとか。果たしてアンディは周囲の期待通りに「ゴール」に達するのか?エンディンOが気になる作品ですねぇ(笑)。

あ、予断ですがキャレル本人はちゃんと結婚して2人の子持ちだそうです。

ちなみにこのスティーブ・キャレル、コメディアンのジョン・スチュワートが出演している "Daili Show" というニュース・パロディ番組で顔を知られるようになりました。ここで彼はナーバスにボケをかますキャスター役で注目を集めました。その後もこのキャスター役が定番となり、いくつかの映画などに出演。さらに今年ネットワークTVのNBCで始まった "Office" で全米でも認知度を上げ、さらに今回の "The 40-Year-Old Virgin" で大ブレイク。公開最初の週末3日間で、なんと初登場1位。2060万ドルを稼ぐ大成功を収めています。しかも驚いたことに、「女性にモテない男性」が主人公なのに、作品自体は女性の人気を集めているそうで、観客の半数以上が女性なんだそうです。なんつー、不思議(笑)。

ちなみにキャレルは主役だけではなく、脚本も共同で手がけているそうです。今後もウィル・フェレルやベン・スティラーといったコメディアンと一緒に活躍しそうな予感がしますね。

しかし、"The 40-Year-Old Virgin" の宣伝ポスターの彼。妙にウォール真木の隣の旦那さんに似ているのが……(汗)。


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