楽天の次期監督候補に野村克也氏、森祇晶氏らをリストアップ。

2005/08/23 08:08 Written by コ○助

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プロ野球参入1年目の2005年シーズンも残すところ24試合(22日現在)。開幕当初はあまりの弱さにいったいどうなることかと誰もが思ったなりが、5月の交流戦あたりから時より良い試合を見せるようになり、オールスター戦前後にはなかなか良いペースで白星を挙げていたなりよね。ところが、8月に入りチーム状態は再び下降線をたどり、8月の戦績は16試合で1勝15敗で、現在10連敗中。シーズン2度目の10連敗は、パ・リーグでは1961年の近鉄以来、44年ぶり2度目の不名誉な記録となってしまったなりよ。

首位のソフトバンクまで43.5ゲーム差、5位の日本ハムまで17ゲーム差と、まさに力の差をまざまざと見せつけられた今シーズン。総括してしまうにはまだ早い気もするなりが、楽天の三木谷浩史オーナーをはじめ、球団首脳はすでに来シーズンに向けて水面下では着々と動き始めているようなりよ。すでに「17人に戦力外通告」「10億円超補強」といった具体的な改革案も報じられているなりが、選手の補強と共に注目されるのは監督人事。楽天の球団創設に賛同し、チームを率いてきた田尾安志監督に対して、どのような評価が下るのかに注目が集まるなりね。

田尾監督は球団と3年契約を結んでいるので、もちろん来季も采配を振るうのが基本線。ただ、監督経験がないまま楽天の監督に就任した田尾監督の手腕に対して懐疑的な見方をする人も多く、「プレーオフ進出」を目標に掲げていたシーズン前の期待を見事に打ち砕く低迷ぶりだったことから、三木谷オーナーが思いきった改革を断行するのであれば、経験豊富な監督を招聘する動きが出る可能性は否定できないなりよ。スポーツニッポンは、すでに次期監督候補として数名をリストアップしていると報じているなりね。

名前が挙がっているのはシダックスの野村克也監督と、日刊スポーツ評論家の森祇晶氏。言わずと知れた「知将」にして、監督としての実績、能力ともに申し分ない人物なりよね。いずれも監督に就任するとなれば、その年俸は億を下ることは無さそうなりが、本気でチームを強くしたいと考え、補強費を惜しまないのであれば、こういった選手の育成や用兵に長けた監督を招聘したほうが良いのは誰の目にも明らかなり。

個人的には、現在の「強い阪神」の礎を築いた野村氏に、楽天の監督に就任してもらいたいところ。阪神の監督を退いたときには不本意なカタチ(沙知代夫人の脱税容疑での逮捕を受けて引責辞任)だったことから、もう一度、プロ野球の舞台で采配を振るい、ぼやいている姿を見たいなりよ(笑)。口が悪く、選手に対する好き嫌いがハッキリと現れる難しい性格なのは確かなりが、選手を見抜く力がピカイチなのは、過去の実績が証明しているなりよね。

楽天はこれからのチーム。目先の勝利にこだわるのではなく、ちゃんとした土台を築くためにも、早い段階で野村氏のような監督を招聘したほうが良いと思うなりよ。今オフ、楽天が田尾監督に見切りを付けるか、それとも来季も続投を要請するか。三木谷オーナーの決断は如何に。

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