史上6校目、駒大苫小牧高校が57年ぶりの夏の甲子園連覇。

2005/08/20 17:13 Written by コ○助

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8月6日の開会式から一度の雨天順延もなく、15日間に渡って熱戦が繰り広げられてきた第87回全国高校野球選手権大会。今年は大阪桐蔭の辻内崇伸投手や平田良介外野手ら、プロ野球のスカウトが注目する選手が数多く出場することでも話題を集めた大会だったなりが、21日の決勝戦、京都外大西−駒大苫小牧を制したのは昨年の夏の甲子園の覇者、駒大苫小牧のほうだったなりね。決勝戦は序盤から追いつき、追い越しの好展開で、まさに決勝戦に相応しい熱戦だったなりが、最後には守りに優れ、投手陣が盤石だった駒大苫小牧の地力が勝った印象だったなりよ。

優勝した駒大苫小牧は、2年連続の2回目の優勝。夏の甲子園連覇は実に57年ぶりの快挙となるなりね。参考までに、過去の連覇を果たした高校を調べてみると。

1921/1922年 和歌山中(和歌山)
1929/1930年 広島商(広島)
1931/1932/1933年 中京商(愛知)※三連覇
1939/1940年 海草中(和歌山)
1947/1948年 小倉中(福岡)

過去に連覇を達成した5校しか無いなりが、そのうち4校は戦前の話。戦後、高校野球の歴史に燦然と輝く成績や強い印象を残したPL学園や智弁和歌山、天理、帝京、横浜などの名門校ですら、連覇を果たすことはできなかったなりね。それだけを考えても、予選を突破して甲子園へと駒を進め、甲子園でも勝ち抜くということがいかに難しいことなのかが分かると思うなり。

駒大苫小牧は、昨年の夏の甲子園では北海道勢としては初めて優勝を果たしたなりが、今年も優勝したことで、北海道勢の優勝は2度目となるなりね。都道府県別に見ると、茨城県、奈良県、香川県、高知県が過去に2度ずつ優勝を果たしているので、これに並ぶことに。ちなみに、夏の甲子園での優勝回数が最も多い都道府県は大阪府で9回(浪華商×2、明星、興国、PL学園×4、大阪桐蔭)。PL学園の強さが際だっているなりねぇ。

あまり東京の代表校には「地元」の感覚がないので、例年、コ○助は高校野球にはそれほど高い関心を示さないなりが、今年は実際に甲子園に足を運んで試合を見てきただけに、結構な試合数を中継でチェックしていたなりよ。駒大苫小牧の試合はすべて見てきたなりが、決勝戦まで失策がゼロという数字からも分かるように、とにかく守りがしっかりしていて、全員で勝ちをもぎ取っていた印象が強いなりね。とかく高校野球はひとつのエラーから流れがガラリと変わる傾向が強いので、駒大苫小牧の野球は基本に忠実ながら、それを徹底したことによる強さがあったなり。

連覇を達成した駒大苫小牧の次の目標は春のセンバツを制して春夏の甲子園優勝校になること。そして、その先には史上2校目となる夏の甲子園三連覇の夢が広がっているなり。スター選手はいないなりが、地道なプレーが強さに繋がっている駒大苫小牧の野球は、野球の本質的な部分での面白さを改めて感じさせてくれるもの。来春、再び甲子園の地で活躍してくれることに期待したいものなり。

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