SUMMER SONIC 2005直前チェック その1。

2005/08/10 08:55 Written by コジマ

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FUJI ROCK FESTIVAL'05が盛大に終わり、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2005もサザンオールスターズがすばらしいステージ をみせたり、ステージで全裸になった銀杏BOYZ が書類送検されたりと盛り上がった様子で、いよいよ夏の音楽フェスティバルも佳境に入ってきたのだ。そして、フジロックと並んで日本が世界に誇る音楽フェスティバルが、今月13、14日に東京会場(千葉マリンスタジアム、幕張メッセなど)と大阪会場(WTCオープンエアスタジアム、インテックス大阪など)で行われるSUMMER SONIC 2005なのだ。今年のサマソニは出演者を小出しに発表(8日に発表されたMINMIとBEAT CRUSADERSでなんと25回目!)していたのだけれど、他のフェスと違って2か所で2日間行われ、出演者も会場によって少し違ってくるので、その違いと見所を紹介するのだ。

見所紹介の前に、2会場なうえに各会場のステージが離れていてややこしいので、先にステージの名前と場所の確認を。
まずは東京会場。地図はこちら 。メインステージとなるMARINE STAGEが千葉ロッテ・マリーンズの本拠地である千葉マリン・スタジアム、MOUNTAIN STAGE、SONIC STAGE、URBAN STAGE、ISLAND STAGEが幕張メッセで、それぞれ第1〜2ホール、第4ホール、第7ホール、第3ホールとなっており、BEACH STAGEが防砂林を越えた浜辺、HMV DANCE TENTが浜田川沿いに位置しているのだ。
続いて大阪会場。地図はこちら。 東京会場のものと比べて見づらいのだ。メインステージとなるのはWTCオープンエアスタジアムのOPEN AIR STAGE。MOUNTAIN STAGE、SONIC STAGE、AQUA STAGEがインテックス大阪のそれぞれホール4、ホール5、ホール3、URBAN STAGEがZepp Osakaとなっている。
両会場ともそうなんだけど、ステージ間の移動が果てしない(笑)。時間に余裕をもった行動をおすすめするのだ。

さてさて、前置きが長くなっちゃったけど、13日東京会場のタイムテーブルはこちら、14日大阪会場のタイムテーブルはこちら 。まず、東京会場13日、大阪会場14日の目玉はなんといってもメインステージのヘッドライナーを務めるナイン・インチ・ネイルズ(19:35〜20:50)。フロントマンのトレント・レズナーが雑誌「CROSSBEAT」のインタビューで「(サマソニついて)お世辞で言ってるわけじゃなく、どのショウよりも待ちきれないよ! (中略)パイロや花火なんかに頼らず、このバンド演奏で直球勝負さ。みんなに楽しんでもらえるのは間違いないね」と語っているので、期待大なのだ。また、「新作だけでも昔の曲だけでもない、いいバランス」のセットリストを組んでいるそうなので、ニュー・アルバムだけでなく過去の作品のチェックも忘れずに。

そのほかの気になる出演者を挙げてみるのだ(時間は両会場とも同じ)。

●ザ・サブウェイズ(MOUTAIN STAGE、11:10〜11:40)
今年3月にデビューした、ロンドン郊外ウェルウィン・ガーデン出身の3人組。今はなきリバティーンズに似た楽曲との評判だけど、3人が音楽のルーツに挙げているニルヴァーナに近いガレージ・ロックを基本に、フォークやトラッドまで多彩なバックボーンを持つ。男女ツインボーカルも魅力のひとつ。今年のグラストンベリー(英国最大のフェス)にも出演しており、その余勢を駆ってサマソニでもフロントマンのビリー・ランが飛びまくるかも。ちなみに、ビリーとミニスカートがまぶしいベースのシャーロット・クーパーは先日ステージで婚約を発表 したのだ。おめでとさん。

●イアン・ブラウン(SONIC STAGE、18:45〜19:40)
オアシスのリアム・ギャラガーをはじめ、現在のバンドに多大なる影響を与えたストーン・ローゼズのボーカリスト。グラストンベリーでも感動のステージを披露 するなど、42歳の現在も強力に音楽シーンをリードしているのだ。彼の場合、ステージを“観る”のではなく“拝む”と言ったほうがよいのかも(笑)。生ける伝説、日本に降臨なのだ。最近はストーン・ローゼズの曲も演奏しているそうで、サマソニでも拝聴できる可能性大。その割には再結成の話には一人首を縦に振らなかったりする。

●ザ・リトル・フレイムス(SONIC STAGE、11:50〜12:20)
シングル1枚(「グッバイ・リトル・ローズ」)しか発表していない新人ながら、ズートンズやコーラル、デッド60SなどUK新世代ロックをリードするデルタソニック・レーベルが送り出すということで注目されている、リバプール出身の5人組バンド。なんたって、ボーカルのエヴァがめちゃくちゃかわいい!!

●ステフ・ポケッツ(BEACH STAGE、13:35〜14:10 ※東京会場のみ)
あのレジェンド、ボブ・マーリィの娘。でも、そんな肩書きがいらないほど、レゲエ、ヒップ・ホップ、R&Bを中心に才能にあふれた楽曲を次々に作り出す実力派。それもボブの遺伝子なのか。本人も「ボブ・マーリィの娘」ということを全面に出してこなかったが、先日発売されたニュー・アルバムでは父の「クッド・ユー・ビー・ラヴド」をカバー。すばらしいリミックスで、視聴しながら感動してしまったのだ。大阪会場には出演しないのが残念だけど、東京会場に行く人は必見。実は親日家で、同日にURBAN STAGEに出演するAI(13:15〜13:50)と仲良かったりするのだ。

ほかにも、メインステージに出演の仮面の異端児、スリップ・ノット(18:05〜19:00)や国民的人気バンドORANGE RANGE(13:05〜13:50)、MOUTAIN STAGEのヘッドライナーであるニュー・ロマンティックの雄、デュラン・デュラン(19:10〜20:20)や2000年デビューのインターポール(15:15〜16:00)、日本におけるテクノとヒップ・ホップを牽引してきた電気グルーヴ×スチャダラパー(16:25〜17:10)、大胆なバンド名、歌詞、発言が話題のルイ・ザ・フォーティーンス(12:00〜12:40)、ISLAND STAGE(東京会場のみ)では元ナンバー・ガールのフロントマン、向井(無戒)秀徳を中心としたZAZAN BOYS(13:50〜14:20)、直前に出演が決定したBEAT CRUSADERS(14:55〜15:30)などなど、かなりのバンドが揃っているのだ。

そして、音楽以外にも「SIDE SHOW」としてお笑いやダンスなどのステージを開催。インパルスや笑い飯、スピードワゴンらが出演する予定なのだ。1日1万3000円も出してずっとお笑いを観ている人はいないだろうけど、空き時間やライブで暴れすぎて疲れたときの箸休めとしてどーぞ。「ポーツマス、ポーツマス」の猫ひろしも出演。

このほかのイベントとして、

【東京会場13日】
・「朝まで生ソニ」 
1日目22:00〜29:00、幕張メッセにてDJイベントや木村カエラ主演の「カスタムメイド10.30」(ANIKI監督)をはじめとする映画上映、女流プロ雀士と対決する麻雀大会などを開催。サマソニのチケットで入場可。18歳未満は入場できないのでご注意を。
・サイン会
ルイ・ザ・フォーティーンス(13:30〜)、M.I.A(14:00〜)、ルースター(14:30〜)、スライトリー・ステューピッド(16:30〜)、ミュウ(17:40〜)。先着30人で、サイン会中のカメラ、カメラ付携帯電話、ビデオカメラなどでの撮影禁止。「サインをしてもらう物は、会場にて販売の各アーティスト・グッズ、アーティストCD(会場内HMVにて販売)、サマーソニック・オフィシャルグッズのみに限らせていただきます。」とケチくさいことを言っているのでご注意を。
・「NBA Madness 2005@SUMMER SONIC 05」
13、14両日開催。NBAの装飾で彩られた場内で、バスケットボールに関する様々なイベントを体験できるのだとか。サマソニのチケットで入場可。

【大阪会場14日】
・サイン会
ルイ・ザ・フォーティーンス(13:30〜)、M.I.A(14:00〜)、ルースター(15:00〜)、ミュウ(17:40〜)、スライトリー・ステューピッド(19:00〜)。注意事項は東京会場のものと一緒。

うーん、このイベント数の差でチケット代が同じっておかしいのだ。まあ、純粋にライブを楽しみたい人には関係ないけど……。

つづく


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