阪神の鳥谷敬内野手に直撃「郵政民営化問題、どう思う?」。

2005/08/09 12:55 Written by コ○助

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8日に参議院で郵政民営化関連法案が否決され、「9.11」の衆議院解散総選挙に向けて世の中が動き出しているなりが、この政治の問題をプロ野球選手がどう捉え、考えているのか。現役のプロ野球選手と政治という、普通に考えたらあまり結びつかない、というよりも、結びつけようとも思わない両者をブッキングした記事が、サンケイスポーツに出ているなりよ。質問するほうもするほうだし、真面目に回答するほうもするほうなりが……(笑)。

サンケイスポーツには、阪神の鳥谷敬内野手の日常や野球に取り組む姿勢などを断片的に伝える「鳥谷日記」というコーナーが用意されているなりが、このコーナー、週に1度くらいのペースで読者からの質問に対して鳥谷選手が真面目に答えるという企画が行われているなりね。ファンにとっては、選手の素に近い部分を垣間見ることができるなかなか素敵な企画なりが、そこに寄せられた質問のひとつが、表題の郵政民営化問題に関するものだったなりよ。どのような質問と回答だったのか、記事を引用すると。
Q.郵政民営化問題が世間を騒がしています。鳥谷さんはどう思いますか。
A.きょうは移動日だったんですが、シーズン中は野球一色なんで。否決されたらしいですね。難しい問題だとは思います。(寮の)部屋にテレビもないし、新聞は読みますが、野球漬けで政治問題には少しうとくなってしまいました。もっと余裕を持って、興味を持たないといけません。関係ないで済ませられることじゃないですから。(8月9日

阪神には寮でサッカーゲームに勤しむのが日課だったという某投手もいる(現在は退寮済み)というのに、鳥谷選手の部屋にはテレビすら無いなりね。それだけ野球にだけ打ち込める環境を整えているということなりか。最近は、その真面目な取り組みが徐々に成績に表れるようになってきたので、ファンとしても嬉しい限りなり。

質問に対する回答は明確に意見を述べているわけでは無いので、ちゃんとした回答にはなっていないなりが、真剣に回答しようという姿勢は伝わってくるなりよね(笑)。この文章を読む限りでは、基本的には政治には興味がない様子。郵政民営化関連法案が否決されたのも、なにやら伝聞調なので、ニュースや新聞で自らの目では確認していないような雰囲気なり。でも、変に自分を飾ろうとせず、「政治問題に少しうとくなった」「興味を持たないといけない」と自分の不勉強を認めているあたりは、やはり真面目な人なのかな、と。

数々のエピソードから、鳥谷選手は阪神の中ではかなり真面目な選手だ、という話はよく耳にするなりが、これ以外にも、今までの「鳥谷日記」に寄せられた質問への回答を読むと、その真面目さが感じ取れるなりよ。例えば……。

Q.オレってB型だなぁと思うときは、どんなときですか。
A.具体的なことは思い浮かばないけど、周りに流されるということはほとんどないですね。自分でも典型的なB型だと思いますね。初めて会った人からもよく、『B型っぽい』と言われるので、そうなのかなと思います。やりだしたら、とことんやるタイプですかね。興味があることと、興味がないことのギャップが激しいですね。(7月5日

Q.休日によく買い物に行くそうですが、どこが出没スポットですか。
A.きょうは遠征先の岡山で先輩の浅井さんと出かけました。休みのときは部屋で寝て休養したあとは、買い物に行くことが多いです。関西では、車で神戸に行きます。大阪市内に行ったこともあるけど、大阪の街はまだ詳しくないです。東京では、学生のときから新宿に行ってました。プロに入ってからは遠征中なので、あまり外に出ることはないです。(5月24日

と、いった具合に、実に真摯に読者の質問に答えているなりね。プロ野球選手の中には上から見下ろしたような発言をする人も少なくないなりが、鳥谷選手の回答からは嫌な空気が全く漂って来ないのはポイントが高いなりよね。まあまだ2年目の若手だから、ということもあるとは思うなりが、この真面目な姿勢を今後も継続して、ファンとの程良い距離感を保ち続けて欲しいものなり。阪神ファンの人は、たまにサンケイスポーツの「鳥谷日記」をチェックしてみて下さいませ。

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