ブラック・アイド・ピーズの歌詞が米ラジオで変更に。

2005/08/03 11:27 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ニュー・アルバム「モンキー・ビジネス」が日本でも5月にリリースされ、9月には2年ぶりの来日も果たす予定のブラック・アイド・ピーズ(BEP)。アルバム発売と同時にシングル・カットされた「ドント・ファンク・マイ・ハート」は日本でもアメリカでも、初登場から売上チャートの上位にランクインするなど、大旋風を巻き起こしているそうです。

さてその「ドント・ファンク・マイ・ハート」なんですが、ウォール真木が良く聞くラジオ局でも、もう毎日の様に流れております。BEPは娘たちも大好きなノリノリ・ダンス・ビートなので、毎度ボリュームをがんがんに上げつつ車を運転するという過激な母(笑)。

ところが先日、お馴染みとなったこの曲のイントロ部分がラジオから流れてきた時のことです。思わず「あ!?」と驚いてしまいました。な、な、なんと歌詞が変わっているじゃありませんかっ。今まではファーギー(女性ボーカル)が "No, no, no, no. Don't phunk with my heart……" と始まる冒頭が "No, no, no, no. Don't MESS with my heart……" になっていたのです。

考えてみると、この「ファンク」という単語、確かにとあるセクシュアルなスラング "F**k" に聞こえなくもない。放送禁止用語に限りなく近いとは思ってましたが、まさか本当にフレーズが変更になるとは。しかもそれに伴い、タイトル自体も "Don't Mess with My Heart" になっていました。まあ意味的には同じですが、でもBEP的にはオリジナルの方がピンとくるような……。何はともあれ、米メディアの放送規制は厳しいという一例ですね。

ちなみにBEPがラジオ用に歌詞とタイトルを変更したのはこれが始めてではないそうで。前回のアルバムに収録された「レッツ・ゲット・リターディド」は "Retarded" という単語が知能障害を表す言葉だとして苦情が殺到。その後 "Started" という言葉に置き換えられたとか。

最後に"Phunk" の意味ですが、どうやらこれはスラングで「派手でノリノリ、ハチャメチャ」という意味の "Funk" のパロディ語だと思われます。

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