ドイツで死体捜索騒ぎ、その正体はなんと巨大キノコ。

2005/08/02 12:20 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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(ご注意:このコラムにはご気分を害する話題が含まれている可能性があります。お食事中の方など、ご遠慮下さい)

ドイツはドレスデンでの出来事。チェコ共和国との国境に近いこの街で、先日警察に通報がありました。なんでも森の中から異常な悪臭がしているとかで、もしかしたら人の死体が捨てられて腐敗しているのではないか……と。

殺人事件の可能性もあると、警察はすぐさま5人の捜査官と警察犬を使い捜査を始めました。しかし彼らが見つけたのは死体でもなんでもなく、大地にそびえる巨大なキノコだったのです。

なんとこのキノコ、悪臭を放つことで有名な「スッポンタケ」と呼ばれるもの。世界各地に分布しているこの種は、胞子の運び屋となるハエをおびき寄せるために、成長するにつれて傘の部分についた粘膜質から独特の臭いを出すのだそうです。

なんでも成長の仕方がとても面白いキノコで、小さい時は丸くて白い球形の卵のような形だそうです。そこを突き破って今度は本体(?)の柄が伸びてくるんですが、その様子はまるで動物が生まれ出るみたいなんだとか。

ちなみに成長したキノコは通常15センチぐらいだそうですが、今回ドイツで見付かったのは、かなり大きなサイズのものだったとか。きっと広範囲にその臭いを撒き散らしていたんですねぇ……。ぐはぁ。

そういえば、先日ウォール真木も家の近所を運転していて、突然物凄い悪臭に襲われたのです。エアコンの換気口を通して、外部から入ってくる微量の臭いだったのですが、その「クオリティー」には思わずハンドル持った手がどうにかなるかと思うような衝撃的な刺激が(笑)。

そして、またしばらく運転しているとなにやら道路わきに動物の死骸が。あの黒いボディーに背中から尻尾にのびる白いライン。……うわぁ!スカンクだぁ!!

いやあ、生まれて初めてスカンクの臭いを嗅ぎましたが、これほどとは……。とほほ。スッポンタケとスカンク、いい勝負に違いない(涙)。

話が脱線してしまいましたが、この「スッポンタケ」。驚きなことに、なんと食べられるそうです。軟らかくて寒天のような肉質で、中華料理なんかでは高級食材なんだとか……。日本でも自生しているそうなので、度胸とチャレンジ精神のある方は、ぜひチャレンジしてみて下さい。

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