「創りたいものを創る」ジョージ・ルーカス監督インタビュー。

2005/07/31 21:22 Written by コ○助

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四半世紀の長きに渡り、スティーブン・スピルバーグ監督と共にハリウッドの牽引役としてヒット作を連発してきたジョージ・ルーカス監督。監督作品は「スターウォーズ」シリーズと、「THX-1138」や「アメリカン・グラフィティ」など、そのキャリアの割には寡作の人として知られているなりが、製作総指揮として携わった作品にも「インディ・ジョーンズ」シリーズなどのヒット作品が並び、監督とプロデューサー、どちらの面でも希有な才能を発揮しているなりよね。

現在、シリーズ完結編の「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」が公開され、観た人の口からは「最高だった」「泣いた」と、改めてジョージ・ルーカス監督と「スターウォーズ」シリーズに対する賛辞が聞こえてくるなりが、いかにして「スターウォーズ」シリーズを創り上げたのか、そしてどのように映画に対して取り組んできたのかをジョージ・ルーカス監督が語っているインタビューが日刊スポーツに掲載されているなりよ。

「(スターウォーズに関わった28年間は)物事を一生懸命やっていると時が飛ぶように経過するでしょう。短かったかな」
「(監督休業期間期間が長かったが)『スター・ウォーズ』の大ヒットは想定外の出来事だったんです。まず、そこから始まったハリウッドの干渉がとても嫌になったことがある。自分のスタジオを持って誰からの命令も受けずに映画づくりをしたくて、体制をつくっていったんです」
「みんなが言うほど金持ちじゃないよ。ある程度は財産を持っているけど、全部、自分の会社につぎ込みます。映画づくりのためにお金を使っているのです」
「私はつくりたいものをつくるのです。私は観客と自分のためにつくっています。自分が見たい映画、つくりたい映画をつくりたいし、それを観客に見せて、インスピレーションを得たり、人生がちょっと楽しくなったと言ってくれれば、うれしい」

ジョージ・ルーカス監督が「スター・ウォーズ」の監督を務めたのが1977年。続編の「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」はアーヴィン・カーシュナー監督、「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」はリチャード・マーカンド監督がメガホンを執っているので、ジョージ・ルーカス監督は1977年を最後に、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」を製作した1999年まで監督業を休業していたなりよ。22年の空白期間。改めて考えると、もの凄い時間なり(笑)。

この間、ジョージ・ルーカス監督は決して何もしていなかったわけではなく、ルーカスフィルムや特撮会社のインダストリアル・ライト&マジックといった自身の会社の経営に力を注ぎ、そして子育てに没頭していたというなり。稼ぎのほとんどは会社のために使い、子どもとの時間を大切にする。理想的な人生を歩んでいるなりよね。

「スターウォーズ」シリーズが完結した今、次にどのような作品を手がけるのかといった詳しい情報は明らかにされていないなりが、もう少し違ったカラーの作品も観てみたいところ。ジョージ・ルーカス監督には一年でも長く、一本でも多く、映画を撮り続けて欲しいものなり。

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