序盤戦終えた夏ドラマ、視聴率動向と評判は?

2005/07/23 17:13 Written by コ○助

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7月も月末に差し掛かり、夏ドラマの各作品も序盤の3話前後まで話が進んでいるなりが、視聴率的には、当初予想された展開とはやや異なる状況になっているなりよ。7月23日現在、視聴率のトップを走っているのはフジテレビ系の「電車男」で、平均19.9%。ネット、小説(風)、マンガ、映画と来て5番煎じの連続ドラマがどの程度視聴率を獲るのかに注目が集まっていたなりが、初回から18.3%の高視聴率を記録し、第2回で21.3%、第3回で20.0%と、堅調な数字を叩き出しているなりね。

一方、当初夏ドラマの「本命」と見られていたフジテレビ系の「スローダンス」は、初回こそ22.5%の視聴率で好発進したものの、第2回以降は失速。第3回では15.8%まで落ち込んでおり、厳しい立ち上がりとなっているなり。広末涼子の復帰作として話題になったなりが、復帰前と演技が変わっているわけでもない(=あまり上手とはいえない)ことに加え、主演の深津絵里のキャラクターの魅力が薄いのが難点。過去の深津絵里出演作に比べると、その髪型、服装、話し方、セリフのすべてが、一枚も二枚も劣っているように感じてしまうなり。

「スローダンス」と同様に落ち込みが激しいのが、TBS系の「女系家族」。初回は2時間枠で18.1%の好視聴率を記録したなりが、第2回は15.4%、第3回は12.0%と、このペースで下落していくと、ひとケタ台に突入してしまいそうな気配なりね。米倉涼子主演、女同士の物語という意味では、テレビ朝日系の「黒革の手帖」とタブってしまうのが「飽き」に繋がっている可能性も否めないなりが、出演している女優陣は高島礼子、瀬戸朝香、香椎由宇、浅田美代子とかなり豪華なだけに、中盤以降の巻き返しに期待したいところなり。

期待外れ、とまでは言わないなりが、恐らく夏ドラマの中で最も制作費を投入しているであろうフジテレビ系の「海猿」も、視聴率的には苦戦。映画の続編にあたるエピソードで、かつ、来年公開される新作映画への繋ぎとなる重要なポジションの作品なりが、初回の17.8%をピークに、第2回が13.9%、第3回が12.1%まで下がってしまったなり。内容自体は、空撮や実際の船を使ったシーンが満載で迫力もあり、海難救助のシーンも緊迫感があってよくできたドラマなりが、初回で中途半端に映画版の回想シーンが盛り込まれていたため、映画版を観ていない人が第2回目以降、敬遠してしまっているのかもしれないなりね。

意外な視聴率の伸びを見せているのは、日本テレビ系の「女王の教室」。初回は14.4%と、日本テレビのドラマとしてはまずまずのスタートだったなりが、天海祐希の鬼教師ぶりが批判と話題を呼び始め、第2回では16.6%、第3回では17.0%と、上昇傾向にあるなりね。公式ホームページには、ドラマと同世代の子を持つ親などから「放送をやめてしまえ」というった類のメッセージが多数寄せられているようなりが、批判が来ることは織り込み済みの確信犯的な手法を取っているため、今後もさらに過激な内容になっていくようなり。

夏ドラマはまだまだ序盤戦。これから急に盛り上がり、変則的な視聴率の動向を見せる作品も出てくる可能性はあるだけに、中盤戦も目が離せないなりね。

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