「PSP」にインターネットブラウザを搭載、動画配信も提供へ。

2005/07/22 06:17 Written by コ○助

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「PSP」用のソフト「ワイプアウトピュア」のメニューにある「ダウンロード」の項目を選択すると、ブラウザが起動することが判明したのは今年4月のこと。それまでSCEJが存在を濁していたブラウザが発見されたことで、これを自由に使いこなすための方法を模索する動きがネットで活発化していた時期があったなりよね。その後、5月に韓国で発売された「PSP」にブラウザが同梱されたため、その存在が確定。日本での正式リリースが待たれていたなりが、ようやく21日に「PSP」用のブラウザが発表されたなりよ。

「PSP」用のブラウザはHTML4.01に対応しているものの、Flashには非対応。URLの直接入力に対応し、お気に入り登録もできるため、無線LANを介せば普通にインターネットを楽しむことができるなりね。今秋にはライブドアが月額525円の公衆無線LANサービスを始め、ヤフーBBも公衆無線LANの商用サービス開始を予告するなど、今年後半から来年にかけては公衆無線LANサービスを取り巻く状況が一変する可能性が高いだけに、「PSP」のブラウザが活躍する機会がグッと増えそうな流れなりよ。

ブラウザの搭載に伴い、「PSP」向けの動画ダウンロードサービス「Portable TV」がスタート。ストリーミング再生には対応していないなりが、コンテンツをメモリースティックにダウンロードして保存する方式で、動画を楽しむことができるなり。詳しいタイトルのラインアップや価格、決済方法については明らかにされていないなりが、最新のファームウェアでは、iモードの「ケータイ払いサービス」に対応しているため、「PSP」で購入したコンテンツの料金は携帯電話の料金に合算して請求される、という方式を採る可能性が高そう。iモードユーザー以外は置いてけぼりを喰らうのか、それともほかの決済方法を用意するのかは、続報を待つしか無いなりね。

ブラウザや動画ダウンロードサービスに対応した最新のファームウェア「バージョン 2.00」は7月27日から配信されるので、いち早くブラウザを導入したい人はお忘れ無きよう。これまでのファームウェアのバージョンアップと同様、一度アップグレードさせると、二度と元のバージョンには戻らないので、エミュレータなどのために「PSP」を利用している人は注意が必要なりが、まあその辺は、エミュレータを使うことも、バージョンアップさせることも自己責任ということで。

また、ブラウザの搭載や動画ダウンロードサービスとは直接関係ないなりが、同日、「PSP」の初めての新色となるセラミック・ホワイトモデル「PSP-1000 KCW」が発表されたなり。これまで販売されてきたブラックの「PSP」とは対照的に、なかなか可愛らしいカラーリングで、女性にもすんなりと受け入れられそうなりよ。発売日は9月15日。バリューパックのみ販売され、価格は26,040円なり。すでに「PSP」を所有していて、2台目としてセラミック・ホワイトモデルを欲しいと思っている人にとっては、本体のみの販売がないのはちょっと痛いなりねぇ。

これまでソフトの投入ペースが遅いことでユーザーからの不満が高まっていたなりが、2005年度末までに150タイトルを投入することも明らかにされているので、今後はそれほど心配することも無さそうなりか。ブラウザ搭載、動画ダウンロードサービス開始、新色投入の3本の柱によって、「PSP」ユーザーの裾野と世界観が広がっていくと良いなりね。

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