松下電器産業、最大光学19倍ズーム対応の新型「LUMIX」発表。

2005/07/21 19:12 Written by コ○助

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松下電器産業が「LUMIX FZシリーズ」で切りひらいてきた光学12倍ズーム搭載デジカメの世界に、ソニーの「サイバーショット DSC-H1」や、キヤノンの「PowerShot S2 IS」などが参入。機能的な違いや価格差がそれほど無いこともあって、各社が拮抗した状況の中でせめぎ合っているなりが、この分野では先人の松下電器産業から、今度は最大で光学19倍ズームになる新型の「LUMIX」が発表されたなりね。

発表されたのは「LUMIX DMC-FZ30」。昨年7月に発表された「DMC-FZ20」の後継機で、ズーム倍率のほかに画素数も500万画素から800万画素に大幅アップするなど、かなり機能強化されたモデルとなっているなり。簡単にスペックをまとめておくと。

[LUMIX DMC-FZ30 ※()内は前モデルのスペック]
・1/1.8インチの800万画素CCDを搭載。(1/2.5インチ536万画素)
・800万画素撮影時に12倍ズーム、500万画素撮影時に15.3倍ズーム、300万画素撮影時に19倍ズームでの撮影が可能。(最大12倍ズームのみ)
・FZシリーズでは初めて固定式レンズを採用。(沈胴式)
・2インチの23.5万画素TFT液晶搭載。(2インチ13万画素TFT液晶)
・連続撮影可能枚数は約280枚。(240枚)
・本体色はブラックとチタンシルバーの2色。
・8月26日から発売、店頭予想価格は75,000円前後。

デジカメの液晶サイズが大型化している中で、「DMC-FZ30」は前モデルからサイズ据え置きというのは少し残念なところなりが、ほかの面に関してはライバル機に大きく差を付ける魅力の詰まった製品に仕上がっているなりね。ただ、その分、価格も若干高めの設定となっているなりが。

「DMC-FZ30」の最大の目玉は、新たに搭載された「EX光学ズーム」機能。基本的にはレンズに「12x」と印刷されていることからも分かるように、レンズ自体は12倍ズームまでの対応となるなりが、800万画素のデータから、500万画素や300万画素といった低解像度の画像を抜き出すことで、それぞれ15.3倍ズーム、19倍ズームでの撮影が可能となるというなり。

最近はデジタル一眼レフカメラの低価格化が進み、各社の競争が激化。松下電器産業自身もオリンパスとデジタル一眼レフカメラの共同開発に乗り出すなど、デジカメの主戦場は次第にはデジタル一眼レフカメラへとシフトしつつあるなりが、レンズ交換を必要とするような本格的な写真撮影をしない限りは、この「FZシリーズ」でも十分すぎるくらい満足できる性能なりよ。

「FZシリーズ」は、これまでの機種を通して総じて高評価を得ている人気機種。デジタル一眼レフカメラの購入を検討している人は、レンズ交換はできなくともコストパフォーマンスが高い「DMC-FZ30」もぜひ選択肢に加えてみて下さいませ。

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