元新聞記者の大学講師、ブログの書き込みが原因で解雇。

2005/07/21 11:41 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ブログが原因でクビ……。

以前、米デルタ航空の客室乗務員をしていた女性が、自分のブログに会社の制服を着てセクシーなポーズをとった自分の写真を載せたところ、それが原因で会社から解雇されてしまったという出来事がありました。会社のイメージを傷つけた、と言うのが経営者側の言い分ですが、この女性は今デルタ航空を相手取り、仕事を取り戻そうと告訴中なんだそうです。

上記の女性の他に欧米では今、従業員がブログに書き込んだ内容を理由に、企業側がその人物を解雇するという事例が続出しているのだそうです。現在のアメリカの法律では、企業側が従業員のクビを切ることはいとも容易く、どんな理由でも解雇理由になるといいます。なので、ブログで会社側や上司が気に入らないことを書いても、それだけで職を失うことはあり得ないことではありません。

そして先日ボストン大学でも、講師としてジャーナリズムを教えていた男性がブログが原因で免職となってしまったのだとか。地元新聞の「ボストン・ヘラルド」にて長年コラムニストとして働いていたマイケル・ギー氏は、今年の春に会社が業務縮小方針を打ち出した関係で職を失いました。幸いその後、ボストン大学で臨時講師として採用され、今年の夏から教え始めたのです。

しかし彼が運営するブログに「女生徒の1人がとてもホット(魅力的)だ。他の5人の名前を覚えるのに苦労した」といった内容の書き込みをしたところ、それが問題に。なんでもそれを大学側にタレこんだ人物がいたらしいです。大学側は同ブログの書き込みは「教師と生徒の信頼関係を著しく冒涜する行為」だとして、ギー氏の解雇を決定してしまいました。

まあ、生徒に対してちょっと下心を出してしまうのは仕方がないと思いますが、それにしてもブログで本人とわかる形でそれを表現してしまったのはマズかったかもしれませんねぇ。

ちなみにウォール真木の知っている人物には、大学助教授時代に生徒と付き合い、さらにそれを隠すこともなくおおっぴらにしていたツワモノがいました。今回のニュースを読んで、よくその知人がクビにならなかったなぁと……。ちなみにこの人物はその生徒と結婚までしました(笑)。

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