ライブドアの公衆無線LAN「D-cubic」が月額525円の理由。

2005/07/15 17:44 Written by コ○助

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あまりサービスの内容としては評判の良くないライブドアの評価を一変させる可能性を秘めている、月額525円という破壊的な価格の公衆無線LANサービス「D-cubic」。7月末から港区と新宿区の一部で試験サービスをスタート、10月1日からは山手線圏内の80%をカバーする正式サービスへと移行する予定なりね。もちろん、山手線圏内という狭いエリアだけで止まるサービスではなく、2006年3月には東京23区内に6,200か所、同年12月には1都8県に60,000か所のアクセスポイントを設置。将来的には全国展開を、そしてその先には海外展開も視野に入れているという、堀江貴文社長の野望が込められたサービスでもあるなりよ。

ほかの公衆無線LAN事業者が月額1,500〜2,000円前後でサービスを提供している中、なぜライブドアは月額525円という価格を実現することができるのか。これについては堀江社長が以前、「D-cubic」の事業説明会でも「光ファイバのコストが低減」「関係企業の努力」と説明していたなりが、もう少し違う角度からの「理由」について、ライブドアのネットワーク事業本部本部長兼執行役員上級副社長の照井知基氏が、現在東京ビッグサイトで開催中の「WIRELESS JAPAN 2005」の基調講演で説明したなりよ。

「今さらADSLで参入するよりも、一気に無線まで持っていきたい」
「525円でのサービス提供がなぜ実現できたかと言えば、我々は通信事業である前にポータルであるから」
「livedoorのポータルと相乗効果を出すことで、525円の通信料にプラスしてポータルでの収益が見込める」
「(エリアは)屋外の基地局設置では地下や高層ビルをいかにカバーするかが課題」
※(Broad Band Watchより

サービスのイメージ的にはヤフー(ポータル)とヤフーBB(ADSL)の関係と同じで、通信インフラを提供することによって、自社のポータルに顧客を誘導。ポータルの広告収入やサービス利用料などが増加すれば十分にペイできる、どころか、それ以上の相乗効果を生むという考え方のようなり。もちろん、公衆無線LAN単体で黒字を出すという目標は掲げているなりが、単体の公衆無線LAN事業者に比べればリスクが低いのは明らかなりね。

「D-cubic」が発表されたときに、一例として六本木周辺のエリアマップが公開されたなりが、コ○助の自宅もエリア内にギリギリ入っているように見えたので、今のところコ○助も加入を前向きに検討しているなりよ。またサービス開始時期が近くなったら新しい情報が出てくると思うので、コ○助の関心の高まりと共に、「D-cubic」については今後もお伝えしていくなりね。

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