日本テレビ、番組のネット有料配信を「鋭意検討中」。

2005/07/12 15:45 Written by コ○助

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放送と通信の融合が叫ばれる中、テレビ局もネットの活用に力を注ぎ始めているなりが、日本テレビが過去に放送した番組のネット配信に乗り出すことが明らかになったなりよ。動画配信を専門に扱うサイトで、過去の民放ドラマ作品が配信されるケースは増えてきているなりが、テレビ局が自らネット配信に乗り出すのは初めてのケースとなるなりね。

この話題は主要各紙が一斉に報じているなりが、各紙の報道をまとめると、サービスの概要は次のようなものになるというなり。

・サービス開始は10月を予定。
・会員制の「第2日本テレビ(仮称)」を開設。
・年内に1万本以上の番組を用意。
・1年以内に100万人以上の視聴者を確保。
・価格は1本当たり100円を想定。
・著作権処理が済んだ過去の自社ドラマやバラエティー、スポーツ番組を配信。

1万本以上の番組を揃えるというあたり、かなり意欲的なサービスになりそうな感じなりね。課金方式が月額固定ではなく1本当たりなのがやや気になるなりが、将来的には広告モデルで収益を上げ、1本当たりの単価を下げることは視野に入れているようなので、サービス立ち上げ当初はある程度高めの設定でも致し方ないなりか。永久に手元に保存できるならば100円でも良いと思うなりが、単にビデオ・オン・デマンドで見るだけだったら、ちょっと100円は高いなりよねぇ。

今回の報道に対して、日本テレビは「最終決定には至っていない」とコメントした上で、「鋭意検討中」であることも明らかにしているなり。サービス開始に向けて、番組出演者や制作会社への許諾を取る作業を着々と進めているようなりよ。

個人的には、すでにDVD化されているようなドラマ作品よりも、なかなかお目にかかることのないバラエティやクイズ番組の配信に期待しているなり。「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」や「マジカル頭脳パワー!!」、「スーパージョッキー」などなど、「DVDくらいのお金は出したくないけど、もう一度ちょっと見てみたい」というような番組がネット配信されていれば、試しに見てみるか、という気になるなりからね。

サービス開始当初は古い番組ばかりで懐古主義的なサービスになるかもしれないなりが、こうしたインフラが整備されていれば、今後新たにドラマやバラエティ番組を制作する際に、予め出演者とネット配信を見越した契約を結ぶことも可能になるはずなので、将来的には「テレビ放送が終わったらすぐにネット配信」という夢のような環境が整う可能性はあるなりよね。テレビっ子としては、このサービス、チェックしないわけにはいかないなりよ。

日本テレビのほかにも、フジテレビが番組のネット配信を検討していると伝えられているし、他局も追随して、視聴者がより楽しめる環境作りをして欲しいなりね。

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