東京・渋谷から消えたプラネタリウム、2009年に復活へ。

2005/07/11 17:50 Written by コ○助

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1957年の開館以来、繁華街の一等地にあるプラネタリウムとして長年愛されてきた「五島プラネタリウム」が閉館されたのは2001年3月のこと。施設の老朽化と経営不振、そして入居していた東急文化会館の再開発取り壊しに伴い閉館が決まったなりが、最後には閉館を惜しむ多くのファンが押し寄せ、かつての活況を取り戻したかのような風景も見られたなりね。コ○助もその昔、何度も足を運んだことがあるプラネタリウムだったので、閉館は悲しかったなりよ。

現在、東急文化会館のあった場所は更地となり、もう「五島プラネタリウム」の面影は何も残されていないなりが、同じ渋谷に、区の主導によって新しいプラネタリウムが開館する計画が明らかになったなりね。しかも、そのプラネタリウムは「五島プラネタリウム」の資料や人材を引き継いだカタチで開館する、「新・五島プラネタリウム」的な施設。ファンにとっては嬉しい施設になりそうなりよ。

このプラネタリウムの名前はまだ決まっていないなりが、開館は2009年度を予定。1997年に統廃合によって廃校となった旧大和田小学校の跡地に、区が建設を予定している地上13階と10階の2棟のビルのどちらかに入居するようなり。このビルにはほかに健康センターやホールも入居、渋谷駅近くの「文化・保健施設」としての機能を持つ複合施設になるなりね。総工費120億円の大プロジェクトなりが、渋谷区は2012年に東急東横線と東京メトロの相互乗り入れによって渋谷駅が通過駅になりかねないとの危機感から、集客力のある施設の建設に乗り出したようなりよ。

「五島プラネタリウム」に加え、一時は東京・池袋の「サンシャインプラネタリウム」も閉鎖が決まり(現在は復活)、東京の「二大プラネタリウム」が消えるという、東京のプラネタリウム文化存亡の危機を迎えていたなりが、この危機を迎えたことが逆にプラネタリウムへの関心を喚起し、復活への道を拓いたと言っても良さそうなりよね。プラネタリウムファンとしては冷や冷やな展開だったなりが、終わりよければすべてよし。結果的に「二大プラネタリウム」が存続することになったので、本当に嬉しいなりよ。

渋谷にプラネタリウムが戻ってくる2009年度まで、まだまだ時間があるなりが、好立地のプラネタリウムということで、再びプラネタリウムが再評価されるような施設になると良いなりね。開館が楽しみなり。

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