視聴率低迷の巨人戦、テレビ中継の延長見直しを検討。

2005/07/08 15:26 Written by コ○助

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まだケーブルテレビやスカパー! などが世に存在せず、地上波でしか野球中継が放送されていなかった頃のこと。幼稚園ぐらいからすでにテレビの前でメガホンを持って応援していたコ○助は、いつも阪神戦のテレビ中継を楽しみにしていたトラキチだったなりね。東京なので、それほど阪神戦が放送される機会が多かったわけでは無いなりが、巨人の主催試合(後楽園球場での試合)の阪神戦は必ず日本テレビで中継されていたため、絶叫しながらテレビの前で飛び跳ねていたものなりよ(笑)。

まだ「試合のスピード化」について議論もされていなかった当時のプロ野球の試合は、中継終了予定の21時に終わることはなく、21時24分まで延長することがほとんど。それでも、延長時間内で試合が終了することのほうが少なかったように思うなり。それゆえ、いつもテレビ中継が終了する直前にラジオを付けて、21時24分からはラジオで応援するのがパターンで、「もっとテレビ中継が延長されれば良いのに」と毎試合のように思っていたなりね。

時が経って高校生くらいになると、コ○助くらいの世代だと意外と野球を観ない人が多いことが分かり、そして、コ○助が「1分でも長く延長を」と欲していたテレビの野球中継は疎まれる存在だということにハタと気が付いてしまったなり。野球中継の延長によって後続の番組の開始時刻がズレ、ビデオの録画予約に失敗した経験を持つ人からは恨み節が飛び出すこともしばしば。そのことに気が付いてからは、コ○助の中では「中継延長の希望」は固く封印されることになったなりよ。日本人は協調性が一番なり(笑)。

あれから10年が経つなりが、さすがに今はコ○助も地上波の野球中継に関しては、放送時間の延長はあまり必要ないかな、と思うなり。まだ全国どこでも受信できる環境が整っているわけでは無いなりが、それでもケーブルテレビやスカパー! などで「試合開始から終了までの完全中継」を謳う中継が放送されるようになったので、本当にプロ野球が観たい人はそういったサービスに加入すれば良いし、昔と違ってプロ野球の試合結果を伝えるニュースも多く、また、ネットでもそれなりに情報を収集することができるなりからね。

地上波の野球中継延長の是非を問うたアンケート調査などがあるわけでは無いなりが、野球中継の視聴率やネットでの反応を見る限り、恐らく世間的には野球中継延長を疎ましく思っている層は年々増えているような印象を受けるなり。そんな大勢を占めるであろう、野球中継延長反対論者には朗報となりそうな話題が朝日新聞に出ているなりよ。

なんでも、視聴率低迷にあえぐ巨人戦の中継に関して、日本テレビが中継延長の見直しを始めており、早ければオールスター明けにも「延長なし」の方策が採られる可能性が出てきているというなりよ。地上波の野球中継は、それすなわちほとんどが巨人戦なわけなりが、日本テレビが「延長なし」の方針を固めた場合、ほかの局も追随するのは必至。ひょっとしたら、来年あたりには、「プロ野球中継の延長」という長年続いてきたスタイルが、キレイに無くなるかもしれないなりね。

これも時代の流れ。かつて中継延長を楽しみにしていたコ○助としては複雑な心境にさせられる話題だったなり。

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