大量生産できないシークワーサー、ブームで品不足に。

2005/07/07 21:14 Written by コ○助

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世間の沖縄ブームや健康ブームに乗って、その名を冠した商品やメニューを見かけることが多くなったシークワーサー。コ○助も沖縄料理が好きなので、レモンやカボス的にグルクンの唐揚げに添えられたシークワーサーや、悪酔いしないシークワーサーサワーなどを昔から愛飲してきたなりが、長い間、それほど陽の目を見ることの無い食材だったように思うなり。ところが、最近はコンビニで売られているチューハイの類にもシークワーサーが使われているなど、需要が伸びているのをヒシヒシと感じるなりよ。

産経新聞によると、シークワーサーの需要が伸びてきたのは4〜5年ほど前からのこと。「出荷量は平成13年の約1,000トンから15年には1,640トンに拡大。農家の出荷価格もここ10年で3倍程度に値上がりしている」というなりから、間違いなくシークワーサーの人気は高まっているなりよ。レモン、カボス、スダチ。似たような柑橘類はたくさんあるなりが、シークワーサーの後味は、それらとはまたひと味違うクセがあって美味しいなりよね。認知されると共に、人気が高まるのもうなずけるなり。

ただ、シークワーサーの需要が伸びたことが、困った事態を引き起こしているなりよ。それは品不足。もともと沖縄県と鹿児島県の一部でしか生産されておらず、また、一定条件の土壌でしか良く育たないため、急に生産量を増やすことができないでいるなりね。「ブームだから急に増産→ブームが終焉して生産過剰→値崩れ、廃棄処分」という悪しき前例と同じ道を歩むことが無いという意味では少し安心なりが、供給が枯渇して価格が無駄に高くなるのも困りもの。そこは農協などが上手く生産調整してくれることに期待したいところなり。

シークワーサーは美味しいだけでなく、健康にも良い点がたくさん。血糖値の上昇を抑制や、高血圧や動脈硬化の予防、コレステロール値の低減などが確認されているほか、マウス実験レベルではがん細胞の増殖抑制や細胞死を促す作用があることも学会で報告されているなりよ。日常的にシークワーサーを摂取している沖縄の人が健康でいられるのも、納得の効能・効果なりね。

まだしばらく増産するには時間がかかりそうなりが、一過性のブームに終わることなく、シークワーサーが沖縄以外の地域の食卓にもごくごく自然に並ぶようなレベルにまで定着すると良いなりねぇ。そんな日が、いつか必ず来ますように。シークワーサー愛好家の一人として、切に願うなり。

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