ピーター・ジャクソン監督が放つ映画「キング・コング」。

2005/07/04 10:42 Written by コ○助

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日本公開の時期はまだ未定ながら、アメリカでは年末の目玉作品として大きな期待が寄せられている映画「キング・コング」。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督が「どうしてもやりたい」と意気込んでリメイクされることになった「キング・コング」なりが、現在公開中の「宇宙戦争」の本編前に予告編が上映されているほか、アメリカの公式ページでも予告編が解禁されているなりね。

ピーター・ジャクソン監督版の「キング・コング」の舞台は、1933年に公開されたオリジナル版の「キング・コング」(メリアン・C・クーパー 、アーネスト・B・シュードサック監督)と同様の1930年代。ピーター・ジャクソン監督は9歳のときにテレビで見たオリジナル版に衝撃を受け、映画監督を目指すことを決意したと公言しており、オリジナル版に対するリスペクトが込めて「1930年代を舞台にすること」を条件に配給会社と契約をしたというなり。また、「編集作業をしながら、映画会社のためでも、大衆のためでもない。9歳のピーター(自分自身)のためにこの映画を作っていると気づいた」(フジサンケイビジネスアイより)と、リメイク版の製作を相当楽しんでいるようなりよ。

出演者もかなり豪華で、ナオミ・ワッツ(「リング」)、エイドリアン・ブロディ(「戦場のピアニスト」)、ジャック・ブラック(「スクール・オブ・ロック」)といった面々が顔を揃えているなり。この作品はあくまでもキング・コングの、キング・コングによる、キング・コングのための映画なりが、キャストにも妥協が無いなりよ。

コ○助も「宇宙戦争」を劇場で観たときに解禁された予告編を観て来たなりが、幼少の頃に観た「キング・コング2」とは全く違う、躍動感溢れる「キング・コング」にグッと引き込まれてしまったなりよ。特撮に関しては「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで折り紙付きのピーター・ジャクソン監督なので、さすがに下手なモノは作らないなぁ、という印象。ハリウッド映画ならではの、迫力あるスケールの作品になりそうな予感がして、今から公開が楽しみなりね。

「キング・コング」はオリジナル版のほかに、オリジナル版とほぼ同じスタッフで製作された続編「コングの復讐」(1933年)、日本で製作された「キングコング対ゴジラ」(1962年)と「キングコングの逆襲」(1967年)、アメリカでオリジナル版をリメイクした「キングコング」(1976年)とその続編の「キングコング2」(1986年)が製作されているなりが、いずれもオリジナル版を超える……どころか、「まったくの別モノ」「キング・コングの名を騙った偽物」と酷評される作品もチラホラ。興行的にも、あまり成功したとは言い難い状況だったなりね。

オリジナル版が映画界に強烈なインパクトを与えた作品だけに、リメイクや続編は難しいのは確かなりが、果たして現在のハリウッドを代表するピーター・ジャクソン監督が「キング・コング」をどのように料理しているのか、楽しみなりね。

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