ハリウッド映画の興行収入が過去最低に。

2005/06/30 12:54 Written by Maki K Wall@駐米特派員

このエントリーをはてなブックマークに追加


どうしちゃったんでしょうねぇ、最近のハリウッド映画は?

最近では「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」という記録破りな作品がありましたが、それ以外は軒並み低迷。今年に入ってから総興行収入が前年と比べて減少し続けるという、全体的に不調気味の米映画界です。

先週末(6月24〜26日)の映画ランキング(カッコ内は3日間の興行収入 −Yahoo! Movie 参考)では

1位:「バッドマン・ビギンズ」(2859万ドル、約30億4100万円)
2位:「奥様は魔女」(2013万ドル、約22億1900万円)
3位:「Mr. & Mrs. Smith」(1683万ドル、約18億5500万円)
4位:「ハービー 時計仕掛けのキューピット」(1271万ドル、約14億100万円)
5位:「George A. Romero's Land of the Dead」(1022万ドル、約11億2700万円)
6位:「マダガスカル」(742万ドル、約8億2000万円)
7位:「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」(611万ドル、約6億7400万円)
8位:「The Longest Yard」(553万ドル、約6億900万円)
9位:「The Adventures of Sharkboy and Lavagirl」(350万ドル、3億8500万円)
10位:「シンデレラマン」(345万ドル、3億8000万円)

という結果。6月最終週末だけをみると、上位12作品による売り上げは13,800万ドル(前年)11,700万ドル(今年)となっており、確かに数字の上でも失速気味です。ざっと見たところではアドベンチャー、人気テレビ番組のリメーク、ブラピとアンジェリーナ・ジョリーの噂の2人の共演作……、とそれなりにカテゴリはそろっているのですがねぇ。

でも昨年の今頃は「華氏911度」、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」、「シュレック2」といった人気作品が公開され、もっと全体的に活気もあったような気もします。さらに昨年は7月に入ると「スパイダーマン2」という大ヒットもありましたし……。トム・クルーズの「宇宙戦争」も今週公開されましたが、果たしてどこまでヒットするか……。

子持ちのウォール真木の個人的な感想ではありますが、確かに今年の夏は「自分も観たい子供向け映画」が全然見当たりません。人気シリーズの「シュレック」も「ハリー・ポッター」も今年の夏はナシ。

強いて挙げるとするなら、ドリーム・ワークス制作のアニメーション「マダガスカル」ぐらいでしょうか、ちょっと興味があるのは。こちらはベン・スティラー、クリス・ロックなど個性的な俳優が声の出演をしているので、それなりに話題を呼んでいます。これ以外で我が家の娘2人(6歳、3歳)が喜びそうな映画といえば、リンゼイ・ローハン主演の「ハービー 時計仕掛けのキューピット」でしょうか。悪くなさそうですが私欲を言えば、リンゼイちゃんにはそろそろ大人向けのシリアスな映画にも出て欲しいなぁ……。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.