タイトーがボウリング事業を強化、「300本ボウリング」も拡大へ。

2005/06/29 11:22 Written by コ○助

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春頃からジワジワといろいろなメディアへの露出している「300本ボウリング」をご存知なりか? タイトーが運営するボウリング場3か所で行われているイベントなりが、その名の通り、300本のピンを一気に倒す豪快なボウリングのことなりよ。通常のボウリングのピンの数は10本なので、「300本ボウリング」のピンの数は実に30倍。ゲーム性云々というよりは、単純にビジュアルのインパクトを楽しむボウリングなりが、これが密かな話題となっているなりよ。

タイトーが運営するボウリング場は、「X-BOWL釧路」(北海道)、「X-BOWL小田原」(神奈川)、「X-BOWL松本」(長野)の3か所で、「300本ボウリング」はどの施設でもチャレンジすることができるなり。ただし、ピンを並べるのは手作業のため、1回の挑戦の準備にかかる時間は30〜40分。それゆえ1日に5人までしか挑戦できないなりよ。まあ1ゲーム300円とかなり良心的な価格設定なので、人件費との兼ね合いを考えたら5人でも大赤字といった感じなりね。

プレイヤーが投じることができるのは1投のみ。挑戦を申し入れると店内アナウンスでゲームの開始が告知されるため、ピンが並べ終わる頃には多くのギャラリーがプレイヤーの周りを囲むことになるなりね。多くの視線が集まる中での1投。めちゃくちゃ緊張しそうじゃないなりか(笑)。ちなみに、「300本ボウリング」がスタートした今年3月からの挑戦者は3施設の合計で約300人。そのうち、見事にストライクを取ったのは約10人だというなりよ。1投で300本は、どう考えても難しいなりよね。

そもそも、なぜ「300本ボウリング」を始めようと思ったのか。動機は単純で、昨年12月に日本テレビ系の「ワールド☆レコーズ」で放送された「100本ボウリング」を見た社員が、実際のボウリング場でもできないかと企画を立案。さらに「300本ボウリング」が同番組で取り上げられたのをきっかけに、ピンの数を300本に増やして現在に至るなりね。企画自体はパ○リなりが、即決、即断で大胆な「300本ボウリング」を導入した行動力は素晴らしいなり。

「300本ボウリング」そのものは赤字で採算が合わないなりが、イベントが本格的に盛り上がってきた今年3月以降は施設全体の売上が伸び始めるなど、着実に集客に一役買っているようなりよ。今後、タイトーはボウリング事業を強化していく方針なりが、「300本ボウリング」も集客の目玉として展開していく計画。福島県郡山市など、年内に開業を予定している2か所のボウリング場でも、バッチリ「300本ボウリング」は行われるようなり。

まだ「300本ボウリング」を体感できる施設が少ないので局地的なブームに止まっているなりが、これからひょっとしたらボウリング場の新しい魅力として、全国各地に広がっていく可能性も。タイトーはもちろん、他社の動向にも注目しておきたいところなり。

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