マルチウィンドウ機能に対応したフルブラウザ「NetFront」を搭載し、ファミコンの名作「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」をプリセットするなど、今夏の「901iSシリーズ」の中でも話題豊富なNEC製「N901iS」。従来機種とは大きくデザインも変更され、これまでのNEC製端末のイメージを刷新した端末なりが、24日の発売開始を前に、この端末の企画意図などについてNECの担当者にインタビューした記事がITmediaに出ているなりよ。NTTドコモユーザーの中には「N901iS」の購入を検討している人も多いと思うので、簡単にチェックしておくことにするなりね。

「90xiシリーズではデザインと機能のバランスを考慮しながらも、FOMAならではの機能に重点をおいて訴求する」
「70xiシリーズは、デザインやカスタマイズ志向を訴求する。多様化するユーザーの嗜好に応えるべく、両者の攻め筋を大きく変えて商品距離を離していく」
「アークラインにこだわるあまり、元々狙いたかった薄さを表現できなくなるのはいやだったので、そこにはこだわらなかった」
「PCのサイトは、画面が大きいPCで見るのが一番見やすい。それを“全部携帯で見よう”というのではないと思う」
「チャレンジャーとして、新しいアプローチを図っていく。従来から継承されるべき使いやすさや質感はそのままに、新しい流行やセンス、技術を取り入れた端末開発を目指す」
「900iシリーズ」に颯爽と現れた、美しい曲線を採用した「アークライン」デザイン。それまでNECの端末は大きなデザイン変更を伴わずに進化してきた経緯から、「N」ユーザーの中にはデザインの変化を嫌う人が少なくなかったなりが、「アークライン」デザインを採用した「N900i」の美しい佇まいに魅了される人が続出。その後の「N900iS」「N901i」は常にセールスランキングの上位に食い込むFOMAの人気機種となって行ったなりよね。

でも、そんな「アークライン」デザインを今回の「N901iS」ではスパッと止めてしまったなりよ。その理由はハイエンドの「90xiシリーズ」とローエンドの「70xiシリーズ」の棲み分けのためとしているなりが、安定した人気があったのに1年半でデザインを変更するとは、NECにしてはかなり思い切りが良いなりねぇ。ただ、今回の「N901iS」はやや男っぽいデザインに変更されているので、ユーザーの好みが分かれそうな感じではあるなり。

とはいえ、企画担当者が語っているように、「N901iS」は従来の「アークライン」デザインをやめることで端末の薄さを実現しており、その点はユーザーの大きなメリットになりそう。また、液晶も2.5インチと大型となり、フルブラウザなどの機能も搭載されて、従来の「N」端末には無かったハイスペック感がプンプン漂っているのは魅力的かもしれないなりね。

ずっと「N」ユーザーの人も、これから「N901iS」の購入を検討している人も、ぜひインタビュー記事をチェックしてみて下さいなり。