イギリスはロンドンの西約60キロに位置するレディング。町の中心地にレディング大学、さらにその周辺に住宅街が広がる静かな人口15万人の都市です。

さて、ここには英国サッカー協会（FA）の第2リーグに所属するレディング･フットボールチームがあります。1871年設立の伝統あるチームだそう。ここのチームのユニフォームは青と白のストライプなのですが、この色を使用したオフィシャル商品がサポーター向けに売られています。グッズの販売、それ自体は決して珍しいことではありません。しかしこのレディングでは、このたび大変斬新な商品がファン向けに販売され始めました。

それがなんと、「棺おけ」なのです。

オックスフォード･コフィン社という企業が考え出したこの棺おけ、チームのカラーとロゴ、さらに本拠地であるマジェスキ･スタジアムの写真がデザインされています。以前からレディングの広報担当の元には「お気に入りのチームカラーに包まれて埋葬されたい」という要望が寄せられていたそうで、この棺おけが出来たことをチーム側はとても喜んで公認しました。公認グッズですからロイヤリティーがチームに払われますが、それはそのままそっくりチャリティに寄付することになっているそうです。

気になるお値段ですが500ポンド（日本円にして約10万円）。ユニフォームが25ポンド（約5,000円）、帽子が10ポンド（2,000円）などですから、通常のグッズと比べると確かにお高いですね。でもお葬式の費用の一部としては負担できない値段じゃないか。……判りませんが（笑）。

ちなみに土葬をお望みでない方には、火葬用の「レディング仕立」の骨壷も用意されているそうです。

わははは。