「バットマン ビギンズ」のノーラン監督にインタビュー。

2005/06/19 13:50 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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全米で15日から公開されている「バットマン ビギンズ」。日本でも3日遅れて18日から上映開始です。

バットマンの作品は今までにも数多く作られており、近年の映画だけでも「バットマン」(1989年)と「バットマン・リターンズ」(1992年)のマイケル・キートン、「バットマン フォーエバー」(1995年)のヴァル・キルマー、そして「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲!!」(1997年)のジョージ・クルーニーなど、何人もの俳優が演じています。これにもっと過去の映画やTVドラマなどを含めると一体何人のバットマンがいるのやら……。

さらに今回ヒーロー誕生までの経緯を描いた「バットマン ビギンズ」では、「アメリカン・サイコ」のクリスチャン・ベールがバットマンを演じます。演技派として定評のある彼は、クリストファー・ノーラン監督自らが強く出演を望んだのだとか。アクション映画というよりも、主役の内面や私生活をより現実的に描きたかったというノーラン監督は、ベールに対して「(自分の描くバットマン役には)彼しか思い浮かばなかった」と絶賛の発言をしていました。

ノーラン氏はさらにハリウッド映画第2作目となる渡辺謙についても「三船敏郎を思わせる存在感、カリスマ性がある」とコメント。そこからもかなり高い評価をしている様子が伺えます。「役作りを十分にして撮影に臨んでくれた上に、現場で独自の言語を考え出してくれた。彼が演じた闇の軍団の頭目ラーズ・アル・グールは一連のシーンがテクニカルな部分でかなり難しいのに期待以上の出来を見せてくれた」とインタビューでは賛辞を惜しんでいません。

ちなみに監督がバットマンに最初にはまり込んだのが、まだ幼い子供の頃だったそうで。「5歳のころ、テレビのバットマンを見てイマジネーションをかきたてられた。ヒーローといえば、スーパーマン、007のジェームズ・ボンドらを挙げるだろうが、バットマンはより普通の人間であるところに一番興味が持たれる」ということで、なるほど、そんな小さい子供の時分から「現実的なバットマン」描写のアイデアが浮かんでいたのかもしれませんね。

「バットマン ビギンズ」はクリスチャン・ベール、渡辺謙の他にもマイケル・ケイン、リアム・ニーソン、モーガン・フリーマンなど豪華か顔ぶれがキャストして名を連ねています。そしてトム・クルーズと熱愛中で先日婚約発表したケイティ・ホームズも紅一点で出演しています。

出演者だけでも話題性十分ですが、一足早くこちらで映画を観たウォール真木の知人たちも、かなり質の高い作品だったと言っていたので、日本公開でも皆さんぜひチェックしてみて下さいな。

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