プロ野球交流戦、ロッテが単独優勝で初代王者に。

2005/06/18 08:53 Written by コ○助

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今年のプロ野球改革の目玉として5月6日からスタートしたプロ野球交流戦も、雨天中止の予備日となっていた6月18日の試合を最後に幕を閉じるなりが、開幕当初からの好調を維持したロッテが交流戦も24勝11敗1分の好成績で優勝。記念すべき初代王者に輝き、賞金の5,000万円を手にしたなり。この賞金は現場とフロントで2,500万円ずつ折半するようで、フロントの2,500万円に関してはファンサービスのために活用されるようなりよ。ファンを「26番目の選手」と位置づけるロッテだけに、こうした対応は嬉しいなりよね。

それにしてもロッテはバレンタイン監督の巧みな采配と、ガッチリと歯車が噛み合った投打のバランスの良さ、そして次から次へと現れるタレントの豊富さは、セ・リーグのファンに強烈なインパクトを残したなりよね。交流戦の全日程が終了した段階で、ロッテは48勝19敗1分の貯金29とパ・リーグの首位を快走中。3.5ゲーム差(6月17日現在)で追う2位ソフトバンクも侮れないなりが、このまま31年ぶりの優勝に向けて突っ走りそうな様相を呈してきているなりよ。阪神と共に「万年最下位」と言われ、「裏日本シリーズでもやれば?」と皮肉られていたのはもう昔の話。良き指導者に巡り会い、こうした好成績を残している姿を見ると、何か感慨深いものがあるなりね。

さて、皆さんはプロ野球の交流戦、楽しめたなりか? コ○助を含め、周囲の野球ファンは皆口を揃えて「交流戦はやって良かった」と感じている様子。初顔合わせ同士の対戦ということで、互いのチームのデータが揃わない中での戦いは、純粋に力と力の勝負を感じさせてくれるシーンも多かったなりよ。また、同一リーグでは盤石なピッチングを披露していた投手が、交流戦になった途端に安定感を失ったり、開幕直後からスランプ状態だった選手が交流戦が始まってからいきなり打つようになったりと、当初予想されていなかった展開がいろいろと見られたことも、盛り上がった理由のひとつなりよね。

交流戦は新しい試みだったにも関わらず、特に大きなトラブルもなく終了できたことにはホッと一安心なりが、実際に実施してみて出てきた課題もいくつかあるようなりよ。例えば、一部の選手からは「交流戦の期間が長すぎる」と、1か月強に渡って通常のシーズンが中断されるカタチになったことに不満が出ており、来年以降は前期・後期に分けての分割開催案も浮上しているなりね。

また、交流戦の成績もシーズンの成績に加味されることから、実質的に1リーグ制と変わらないとして、今後1リーグ制を支持する声が出てくる可能性も否定できないなりよ。まあ1年目から「何も問題なし」では、プロ野球の発展には繋がらないなりからね。実施してみて初めて分かったことを、オフには存分に議論して、来年以降の交流戦運営に反映させていって欲しいものなり。

しかし、今年はもう交流戦が見られないと思うとちょっとした寂しさが(笑)。6月21日からは再び各リーグに戻っての試合が始まるので、今度はリーグ制覇に向けての応援に集中なりね。

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