開発者に聞くauの三洋電機製端末「W32SA」のこだわり。

2005/06/14 20:28 Written by コ○助

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先日発表されたauの夏モデル5機種の中で、最も充実した機能を誇る三洋電機製の「W32SA」。auでは初めて地上波テレビチューナーを搭載したほか、SD-Audio対応の音楽再生機能や、その音楽をカーステレオやオーディオ機器に飛ばすことができるFMトランスミッタを搭載、従来通りFMラジオの視聴も可能と、テレビ、音楽、ラジオのすべてを利用できる、まさに「AV機能の全部入り」端末と言えるなりね。

簡単にそのスペックと特徴をおさらいしておくと。

・テレビ視聴ができる「EZテレビ」に対応。
・オートフォーカス付き126万画素カメラ搭載。
・FMラジオの聴取が可能。
・3Dサラウンド対応のミュージックプレイヤーを搭載。
・ICレコーダ機能を搭載。
・GPS機能で家族の居場所を確認できる「安心ナビ」搭載。
・カーステレオでも「着うたフル」が聞けるFMトランスミッター搭載。
・街中に流れる音楽を音から検索できる「聴かせて検索」に対応。
・テレビなどのリモコンにもなる赤外線機能 (IrDA) 搭載。
・本体色はレイヤードオレンジ、デュアルブラウン、グルービングシルバーの3色。

と、いった具合に機能面で充実しているだけでなく、「安心ナビ」や「聴かせて検索」といったauの新サービスにも対応と、最上位機種の名に恥じない豪華なスペックとなっているなりよ。

そんな「W32SA」のこだわった部分について、三洋電機のパーソナルエレクトロニクスグループ テレコムカンパニーで販売企画担当課長を務める小裏一氏がITmediaのインタビューに答えているなり。

「(端末は)開き切る前の125度のところで止まるようにしている。端末を置いてテレビを見るときに、一番見やすい角度に画面が固定される」
「FMラジオ付き端末をいち早く搭載したので、FM=三洋電機という強みを残したい。FMラジオもステレオ対応にして、音質も落としたくない──という観点から、独立したFMラジオチューナーを搭載した」
「(端末での動画再生は)長い番組をストレスなく見られるよう、1.5倍速の時短再生や45倍速の早送りや巻き戻し、コマ送り、続きからの再生──といった機能を搭載した」

テレビとラジオに両対応した端末はボーダフォンの端末にはいくつか見られるなりが、基本的にはテレビチューナーを使ってFMラジオの音を聞けるようにしている端末が多いなりよ。でも、三洋電機はいち早くラジオ機能を搭載してきたという自負から、音質を確保するためにそれぞれに独立したチューナーを搭載しているなりね。

目玉的なテレビ機能は連続視聴時間が1時間というのはちょっと残念。テレビだけでなく、これだけいろいろな機能が搭載されてくると、もう少しバッテリ駆動時間を確保して欲しいところなり。まあここら辺は次期モデル以降に期待、ということなりか。

ま、auユーザーの人はぜひチェックしてみて下さいなり。

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