東芝初のボーダフォン3G端末「902T」の「使いやすさ」。

2005/06/14 10:01 Written by コ○助

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とにかく「使いにくい」との評判が先行してしまった、昨年冬発表の「Vodafone 902/802/702」シリーズ。ノキアやモトローラなどの端末をラインアップに加え、「国際仕様」を謳ったところまでは良かったなりが、海外の端末をそのまま日本語化しただけの状態で出荷したため、ユーザーから不評を買ってしまったなりよね。そのためボーダフォンのPDCユーザーの中には、3Gへの移行を躊躇せざるを得ないと考える人も多かったようなりが、6月11日に発売された東芝初のボーダフォン3G端末「902T」は、「使いやすさ」を追求した、なかなか良さそうな端末なりよ。

まずは簡単に「902T」のスペックをまとめておくと。

・W-CDMAとGSMの両方式に対応
・2.4インチのポリシリコンTFT液晶を搭載
・回転2軸ヒンジの「アクティブターンスタイル」を採用
・オートフォーカス対応の192万画素MOSを搭載
・テレビ電話用のインカメラには31万画素CMOSを搭載
・日本語入力機能には「モバイル ルポ」を採用
・Bluetooth機能、赤外線通信機能、テレビ出力機能に対応
・外部メモリはSDメモリカード
・1MBの大容量アプリ「メガアプリ」に対応

ボーダフォンの最上位機種にあたる端末なので、基本的には対応サービスも、搭載される機能も豪華仕様。もともと開発の時点で「PDC端末から移行しても違和感の少ない機能性」に重点を置いていたようなので、まさに今まで3Gへの移行を躊躇していたようなユーザーにはうってつけの端末となっているなりね。

そんな「902T」がどのようなコンセプトのもとに開発されたのか、東芝のモバイル国内営業第二部営業第二担当主務の東懐子氏がインプレスのインタビューに答えているなり。どのような内容なのか、少し見ておくと。

「これまでのPDC端末でもこだわってきた使いやすさや、使って楽しいという点は、3Gになっても当然重視しているポイントです」
「スムーズに3Gに移行していただいて、3Gのサービスを楽しんでいただく。その基本はメールでしょう、ということで、特に東芝製端末のユーザーがスムーズに移行して楽しんでもらえることを念頭に、メールまわりの基本性能にはこだわりました」
「(サブ液晶は)この点は強くこだわった部分ですね。調査などをしても、2軸ヒンジを採用した端末で困るのはサブ液晶が無いこと、とするユーザーが多いのです」
「(インカメラが30万画素もあるのは)自分撮りの時にはやはり便利ですし、写メールで送る程度の解像度ならインカメラでもいいのではないかと思います」
「身だしなみ確認は重要ですね。TVコールをかける時に、自分の前髪が乱れていたり、アングルが変だったりしたら、そんな状態ではかけられないよね、ということで、自画像確認の画面が出るようにしています。受けたときも自画像を確認してから応答できます」

そうそう! コ○助も2軸ヒンジ機構を採用した端末を触りながら、いつも「サブ液晶もあれば良いのになぁ」と思っていたなり。ちょっとした時間確認の時などに便利なので、全く無いというのも不便を感じてしまうなりね。そういったユーザーの声をちゃんと反映させ、「902T」では2軸ヒンジながらサブ液晶の搭載を実現。「さすが東芝、やるなぁ」とニヤリとしてしまうなり(笑)。

また、TVコール(テレビ電話機能)を使う前に、自分の姿を確認できる画面が必ず表示されるというのは、実に細やかな心遣いで素敵なり。大々的にアピールするような機能では無いなりが、有るのと無いのとでは使い勝手が大きく異なってくるもの。これなら変な顔を相手に晒す心配もなく、テレビ電話を気軽に使うことができそうなりね。

ボーダフォンユーザーで、まだ3Gへの移行を済ませていない人は、ぜひチェックしてみて下さいませ。

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