ソニー開発陣が語る、厚さ9.8mmの超薄型デジカメ誕生秘話。

2005/06/08 07:45 Written by コ○助

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厚さ9.8mmのスリムなボディに、光学3倍ズーム、510万画素、2.5インチの大型液晶を搭載したソニーのサイバーショット「DSC-T7」。その完成度の高さから「薄型デジカメの大本命」と呼ばれるほどの製品なりが、元来小型化を得意分野としてきたソニーらしさが全面に現れている製品でもあるなりよね。デジカメを何台か所有し、特に新しいデジカメの購入予定が無かったコ○助も、久々に物欲がウズウズとする一品なりよ。

そんな魅力的な「DSC-T7」の誕生秘話や苦労話などについて、ソニーの開発陣が語っているインタビュー記事がインプレスに出ているなり。なかなか興味深い内容だったので、簡単に見ておくことにするなりね。

「10mmの薄さを切れば、いつでも持ち歩けてどんなシーンでも撮れる。そうすれば誰でもがいい写真が撮れるようになる」
「すでに厚さは10mm以下と決められ、DSC-T1よりも小型にするという決定ありきの開発は、困難を極めた」
「DSC-T7は、従来機種とスペック上で一切の妥協をしないという目標があった。たとえば液晶パネルは、DSC-T1で暗かったので、DSC-T3から照度がアップしている」
「これからもソニーらしい、あっと驚くような商品開発をしていきますよ。この先もいろいろ考えていますからね」

そもそも、「DSC-T7」の開発がスタートしたのは「DSC-Tシリーズ」の初代「DSC-T1」が発売された直後のこと。当時のソニー IT&モバイルソリューションズネットワークカンパニー パーソナルイメージンカンパニー プレジデントである石塚茂樹氏が、開発プロジェクトのリーダーである野見山佳嗣氏に「これ(DSC-T1)なんとかがんばって10mmを切れないか?」と相談を持ちかけたのがきっかけだったというなり。発売したばかりの「DSC-T1」は十分小型のデジカメだったなりが、それでも本体の厚みは17.3mm。この石塚氏の言葉から、厚さ10mmという困難な壁に向かってのチャレンジが始まったなりね。

あまりに長いインタビュー記事なので、詳細はインプレスの記事を参照して欲しいなりが、「DSC-T7」の購入を検討している人は必見の内容なりよ。開発陣の努力の結晶ということがビシビシと伝わってくるなりね。最近元気のないソニーなりが、こういうモノ作りを続けていれば、きっと業績も回復していくはず。ソニーファンの一人として、また強いソニーが復活する日を楽しみに待ちたいと思わせる、「DSC-T7」誕生秘話だったなり。

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