「シックス・センス」以来の衝撃? 「フォーガットン」とは。

2005/06/05 18:06 Written by コ○助

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(この記事には一部ネタバレが含まれている可能性がありますなり。まだ観ていない人、これから観る予定がある人は読まないことをオススメしますなり)

予告編があまりに意味深なことから、一部の映画ファンの間では話題となっていた映画「フォーガットン」。今月は渡辺謙も出演している「バットマン ビギンズ」(6月18日)やスティーブン・スピルバーグ監督&トム・クルーズ主演の「宇宙戦争」(6月29日)が公開され、「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐」の先々行上映(6月25日)が実施されるなど、大作の公開及び上映が目白押しゆえ、公開時期が重なってしまった「フォーガットン」はあまり一般的には注目度は高くないなりが、なかなか興味深い作品ではあるなりよ。

話を進める前に、「フォーガットン」がどのような作品なのかイントロダクションを見ておくと。(公式ページより)

9歳のひとり息子、サムを飛行機事故で失ってから14か月。テリー(ジュリアン・ムーア)は未だに愛する息子の死から立ち直れずにいた。そんな彼女の周りで異変は静かに始まった。家族3人で撮った大切な記念写真からサムの姿だけが消えていたのだ。動揺する彼女に精神科医は冷静に告げる。「息子など最初から存在しなかった」「人はときとして想像と現実とを混同してしまうのだ」と……。

なぜ周囲の人たちが息子の存在を否定するのか、飛行機事故が無かったことになっているのはなぜなのか。その謎の真相を突き止めようとするテリーを捕まえようと、アメリカ国家安全保障局が追っ手を差し向ける……といった感じでストーリーは展開していくなり。ただ、これだけ書くと何かのサスペンスやスリラーのようなりが、結末は全く違う方向にすっ飛んで行くなりね。そこがコピーにも使われている米シアトルポスト紙の「『シックス・センス』以来、最も衝撃的なスリラー!」という作品評に繋がっているわけなりが……。

コ○助も公開初日の夜中にフラッと映画館に行って観てきたなりが、前評判で伝わっていた「問題作」の意味がよく分かったなりよ(笑)。あぁ、すべてを書いてしまいたい……なりが、ここはグッと我慢。その代わりに毎度おなじみの「超映画批評」の作品評を簡単に見ておくなりね。

・「フォーガットン」75点(100点満点中)
「ツボにはまった人にとっては相当満足度の高い作品になる」
「本作を楽しめるかどうかは、あなたが寛容な性格であるかどうかがまず問われる」
「なんであろうとまずは受け入れて咀嚼する、といった心の余裕がない方は、やめておいたほうがよかろう」

ほんと、このレビューの通りの感想をコ○助も持ったなりよ。コ○助は幸いツボに入ったので1,800円分は楽しんだなりが、上映が終わったあとに周囲からは「なんだこりゃ」という言葉が飛び交っていたのも事実。なので、コ○助も残念ながらオススメはしないでおくなりね。

映画の感じ方は人それぞれ。面白いかどうかは別にして、どんな「結末」で、なにが「問題作」なのか知りたい人は、観ておいて損はないと思うなり。機会があればぜひぜひ。

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