阪神のエース・井川慶投手に異例の2軍行きを通告。

2005/06/02 14:10 Written by コ○助

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どうなりかねぇ、今年の井川投手は。阪神ファンの間では、あまりに不安定な内容が続くことから、すでに「エース」として認められていない節があるなりが、これまで不振でも我慢して「エース」の特権を与え続けてきた岡田彰布監督も堪忍袋の緒が切れてしまったようなりよ。6月2日のソフトバンク戦で8失点炎上した不甲斐ないピッチングを受けて、2軍降格を決断したなりね。井川投手のシーズン途中での2軍降格は、過去4年間では初めて。

今年の井川投手がどれくらい酷いのか、阪神ファン以外は知らない人も多いと思うので、簡単にここ数年の成績と比較しながら今年の成績を確認しておくことにするなりね。

2001年 29試合 9勝 13敗 防御率2.67
2002年 31試合 14勝 9敗 防御率2.49
2003年 29試合 20勝 5敗 防御率2.80
2004年 29試合 14勝 11敗 防御率3.73
2005年 10試合 4勝 3敗 防御率4.54(※6月2日現在)

「なんだ、今年も勝ち星先行だから良いじゃないか」と思うかもしれないなりが、負けた3試合と勝敗の付いていない3試合の内容があまりに酷いなりよ。立ち上がりから失点し、終始フラフラな投球内容で、とても「エース」と呼べる盤石な投球内容ではないなりね。なまじ2003年に20勝した時のピッチングを目の当たりにしているだけに、今の凋落ぶりには本当にガッカリ。ブレイクした2002年、優勝した2003年をピークに、井川投手のピッチングは年々悪くなっているなりが、酷いと思っていた昨年よりも今年は明らかに調子が悪いなりよ。

調子が悪いのは勤続疲労から来るものなのか、それとも昨オフのポスティングによるメジャー移籍直訴が却下されたことがモチベーションに影響しているからなのか。監督やコーチから聞こえてくるのは「気持ち、気迫の問題」というコメントばかりなので、身体的にはどこも悪く無さそうなことから、やはり後者の問題が影響しているのかもしれないなりね。また、ポスティングを巡るゴタゴタで、オフのトレーニングがしっかりと出来ていなかったとの指摘も評論家の間からはチラホラと出ているなりが、当然それも考えられそうな理由ではあるなり。

過激な阪神ファンの中には、「もう井川は要らん」「勝手にメジャーに行ってまえ」と辛口の言葉も飛び出し始めているなりが、そこはもう少し冷静に(笑)。あれだけの左腕投手はそうそう育てられるわけではないし、故障ではなく気持ちの問題というのであれば、なおさら阪神の戦力として結果を残して欲しいなりよ。また今オフにはメジャー行きを巡って一悶着起こりそうなりが、こんなピッチングでは球団もファンも納得して送り出すことはできるわけがないので、2軍降格が立ち直るきっかけになると信じたいなりね。どうかファンからそっぽ向かれる前に、立ち直ることができますように……。

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