三谷幸喜の舞台次回作は「12人の優しい日本人」に決定。

2005/05/30 16:46 Written by コ○助

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おおお! 三谷幸喜ファンの誰もが待ち望んでいた「12人の優しい日本人」の再演が、ついに決定したなりよ。1990年に東京サンシャインボーイズの手によって初演、1991年に再演、1992年に再々演されて以来、実に13年ぶりに舞台で上演されることになったなりね。東京サンシャインボーイズが休団した1994年以降に三谷幸喜ファンになった人にとっては、初めて「12人の優しい日本人」を生で見ることができるチャンス。これは昨年の「なにわバタフライ」を凌ぐ、壮絶なチケット争奪戦が繰り広げられる予感が……。

まだ詳しい情報は発表されていないなりが、公演の時期は今年の11月。東京・渋谷のパルコ劇場で上演されるなり。出演者は、これが舞台初挑戦となる江口洋介だけが決定しているようで、ほかはまだ未定。江口洋介はこれまで舞台には出演しない方針だったなりが、映画「竜馬の妻とその夫と愛人」や大河ドラマ「新選組!」で三谷幸喜の才能に惚れ、たまたま2人とも同じスポーツジムに通っていることから、顔を合わせるたびに三谷幸喜から舞台出演をお願いされたので出演を決めたのだとか(笑)。最近の江口洋介は映画やドラマで絶好調なので、好調な今だからこそ舞台で新境地を開くというのも、面白いかもしれないなりね。

「12人の優しい日本人」は中原俊監督の手によって1991年に映画化もされているので、映画版は観たという人は多いと思うなり。ストーリーらしいストーリーがあるわけではなく、陪審員として呼ばれたさまざまな職業の12人が、ある事件が有罪か無罪かについて議論を繰り広げるという、ただそれだけなのに、こんなにもセリフ回しと役者の表現だけで事件の光景が目に浮かぶのか、と言葉の力を感じないわけにはいかない作品なりよ。ある陪審員の言葉を発端に、有罪と無罪の間で陪審員たちが揺れ動く様がスリリングで、グイグイと引き込まれてしまうなりね。

舞台の初演から再々演までと映画版に、キーパーソン的な存在の「陪審員2号」として出演しているのが相島一之。そして梶原善も「陪審員7号」としてすべての「12人の優しい日本人」に出演しているなり。なので今年11月の再演時にも、この2人はぜひ出演して欲しいところ。また、かつての東京サンシャインボーイズの初演から再々演までは西村雅彦や宮地雅子もずっと出演していたので、この2人にも出演して欲しいなりねぇ。伊藤俊人さんも初演から再々演まで出演していた「12人の優しい日本人」には欠かすことのできない役者だったなりが、他界されているのでもうその姿を見ることはできず。今でもまだ亡くなったことが信じられないなりよ。残念でならないなり。

江口洋介以外のキャストがどんな陣容になるのか楽しみ。今後新たな情報が入り次第、お伝えしていくことにするなりね。どうかチケット争奪戦に勝ち抜けますように。今から念じておかなければ(笑)。

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