先月28日に、前作「さくら」から7年ぶりとなるアルバム発売、秋の全国ツアー、「勝手にシンドバッド」から「TSUNAMI」までのシングルの再発売のニュースが発表されたサザンオールスターズ。さらに、ニュー・シングルの発売と「ROCK IN JAPAN FES. 2005」への出演が決定したのだ。

まずは、ニュー・シングル。フジテレビ系列で放送されていたドラマ「大奥2」の主題歌であった前作「愛と欲望の日々」（昨年11月発売）に続く51枚目のシングルとなるのだけれど、発売日は7月20日というだけで、詳細はまだ発表されていないのだ。

続いて、ロッキングオン社主催の野外ロックフェスティバル「ROCK IN JAPAN FES. 2005」への出演。同フェスは今年、8月5、6、7の3日間、茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で開かれ、サザンは最終日の7日に出演決定。野外フェス出演は、「西武球場スーパーフェス'83」など、1983年に全国5か所で開催されたのイベント以来、22年ぶりの出演なのだ。「ROCK IN JAPAN FES. 2005」には先日お伝えした真心ブラザーズのほか、奥田民生、坂本龍一、ウルフルズ、YUKI、Dragon Ash、エレファント・カシマシ、RIP SLYME、175R、MONGOL800、スネオヘアー、サンボマスター、銀杏BOYZなどなど、新旧の、日本のミュージックシーンの顔たちが勢揃いするのだ。今年は、COLDPLAYやFOO FIGHTERSなどが出演する「FUJI ROCK FESTIVAL'05」に行こうか、oasisやweezerらが参加する「SUMMER SONIC 2005」に行こうか迷っていたのだけれど、こうなってくると「ROCK IN JAPAN FES. 2005」も捨てがたくなっちゃうのだ。予定表、財布と相談しなくては。

さらに、秋の全国ツアーの詳細も決定したのだ。10月5日発売のニュー・アルバム発表後、10月13日の広島厚生年金会館から開始され、東京ドーム（3日間）を含む5大ドームとホール、アリーナの11か所21公演。12月30、31日に行われる地元・神奈川県の横浜アリーナがフィナーレなのだ。

ロックバンドをやってる人たちのなかには「サザンなんてロックじゃない」なんて言う人もいるけど、日本語の歌詞の可能性を広げたサザン（桑田佳祐）の功績は大きいのだ。そもそもロックンロールに定義なんてないし。デビューから27年、ベースの関口和之の一時脱退や、2001年のギターの大森隆志脱退などの紆余曲折を経て、まだまだパワー全開のサザンから目が離せないのだ。