海上自衛隊が初めて全面協力したドラマ「夢で逢いましょう」。

2005/05/12 14:19 Written by コ○助

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低視聴率に終わった初主演ドラマ「マイリトルシェフ」(TBS系)以来、「矢田亜希子主演のドラマはヒットしない」という不名誉な法則が語られるようになってしまった矢田亜希子なりが、昨年冬に織田裕二と共演した「ラストクリスマス」(フジテレビ系)での好演によって汚名を返上。4月スタートの春ドラマで再び主演に挑戦しているのが「夢で逢いましょう」(TBS系)なりね。

「夢で逢いましょう」が放送されているのは、前クールまで「渡る世間は鬼ばかり」が放送されていた木曜21時枠。裏では「新どっちの料理ショー」(日本テレビ系)や「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)といった強力なバラエティ番組が放送されているため、「渡る世間は鬼ばかり」ほどの視聴率が見込めない「夢で逢いましょう」は当初から苦戦が予想されていたなりが、蓋を開けてみるとやはりちょっと厳しい展開となっているなりよ。

具体的に見ていくと、初回の視聴率こそ16.0%とまずまずのスタートだったなりが、その後は14.9%、11.1%、12.0%と低迷。最初から最後まで一ケタ台の視聴率だった「マイリトルシェフ」に比べれば及第点かもしれないなりが、同時間帯にテレビ朝日系で放送されている「アタックNo.1」にも負けてしまっているのは辛いところなり。

コ○助も一応チェックはしているなりが、どうも脚本とキャストがよろしくないというのが序盤の印象。このドラマは結婚を考える矢田亜希子が押尾学(勤め先の歯科医)、永井大(幼なじみのフリーター)、前川泰之(歯科の患者にしてIT長者)の3人の男性の狭間で心が揺らぐ……というストーリーなりが、まあ単にフラフラっとイケメンの間を行ったり来たりするお姉ちゃんにしか見えないなりね(笑)。父親役の長塚京三は良いとしても、祖母役の野際陽子がTBS系のドラマに出ているだけで「あぁ、またか」と思ってしまうのもマイナス要素。低視聴率な理由は、それなりに揃っているように感じるなり。

さて、前置きが長くなったなりが。このドラマで矢田亜希子の父親役を演じる長塚京三は元潜水艦乗組員で、現在は海上自衛隊の広報室長をしているという設定なりよ。どうやら海上自衛隊が全面的に撮影をバックアップしており、防衛庁内や艦船での撮影も許可。敬礼の仕方や自衛官の仕草に至るまで「指導」が入っているというなり。でも、実際にドラマを見ていると、無意味に自衛隊のシーンが入っていたり、長塚京三と部下のやり取りがどうも説明臭く、わざとらしくて嫌だなぁ、と思うことがしばしば。この海上自衛隊の全面協力が、逆に作品の邪魔をしている気もするなり。まあコ○助がそう感じるだけなので、「いいよ! 自衛隊のシーンいいよ!」という人もいるのかもしれないなりが……。

とはいえ、グダグダ言いながらも、結局最後までちゃんと見てしまうのがドラマ好きの宿命。今後の視聴率如何によっては、またしばらくは矢田亜希子にドラマ主演の話が回って来なくなる可能性もあるなりからね。そういう意味を含めて、最後まで注目しておきたいところなり。

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