バッファローの群、高級住宅街を闊歩。

2005/04/27 09:55 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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アメリカでは日本に比べて野生動物が豊富なのかどうかは判りませんが、ずいぶんと「彼ら」に遭遇する機会が多いのです。

セントルイス郊外の私たちが住んでいる地域も、そんなに田舎ではない(はず)の住宅街なのです。でも車を運転していると、突然飛び出してくるリスはもう日常の光景。チョロチョロと道を横切る避けきれず、その結果なんとも無残な姿となっていることも少なくありません。我が家の庭にはウサギが巣穴を掘って生活していますし、今朝などはジョギング中に目の前をシカの親子が通り過ぎました。一瞬野良犬かと思って足がすくみましたよ……(以前妊娠中に犬に追いかけられてから、トラウマ)。

と、こんな風にいろいろな動物が現れるのは珍しくないアメリカの生活なのですが、数日前にメリーランド州で目撃された動物の群はさすがに人々に驚きを与えたようです。

バルティモア郊外のパイクスビル。ここには高級住宅が立ち並び、落ち着いた雰囲気のある町並みが続いています。ここに突然、なんとバッファローの一群が現われ、道を練り歩いたというのですから住民は大騒ぎ。

彼らは幸い野生ではなく、5キロほど離れた農場から逃げ出してきた群だったらしいのですが、何しろ牛よりデカいバッファロー。取り押さえることも出来ず、結局パトカーが10台以上も出動して、なんとか10数頭の動物を近所のテニスコートに追い込むことに成功したそうです。

その後無事に農場まで帰されたバッファローですが、早朝に起こったこの騒動は、忙しい通勤時間に道路が一時閉鎖されるなど、大渋滞を巻き起こしたとか……。

何はともあれ、人々とバッファローたちに危害が及ばなくてよかったですねぇ。

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