NBAの得点王はアイバーソン、プレーオフは23日から。

2005/04/22 05:33 Written by コジマ

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米プロバスケットボールリーグ(NBA)2004-05レギュラーシーズンの全日程が20日に終了し、個人タイトルの各トップが決定。得点王にフィラデルフィア・76ersのアレン・アイバーソン選手が輝いたのだ。アイバーソン選手の受賞は1999、01、02年に続いて4度目となり、マイケル・ジョーダン(10回)、ウォルト・チェンバレン(7回)に次いで、ジョージ・ガービンと並んで歴代3位。NBA50グレイテスト・プレーヤーと肩を並べたのだ。各タイトルベスト3は以下の通り。

[総得点]
 1 アレン・アイバーソン(76ers)      2302点(平均30.7)
 2 コービー・ブライアント(レイカーズ)   1819点(平均27.6)
 3 レブロン・ジェームズ(キャバリアーズ) 2175点(平均27.2)
[リバウンド]
 1 ケビン・ガーネット(ティンバーウルブズ)1108(平均13.5)
 2 ベン・ウォーレス(ピストンズ)      902(平均12.2)
 3 ショーン・マリオン(サンズ)       915(平均11.3)
[アシスト]
 1 スティーブ・ナッシュ(サンズ)      861(平均11.5)
 2 ブレビン・ナイト(ボブキャッツ)     591(平均 9.0)
 3 ジェイソン・キッド(ネッツ)       545(平均 8.3)

総得点ランキング2、3位のブライアント選手、ジェームズ選手が所属するロサンゼルス・レイカーズとクリーブランド・キャバリアーズ、リバウンド王のガーネット選手が所属するミネソタ・ティンバーウルブス、アシストランキング2位のナイト選手が所属するシャーロット・ボブキャッツは、ともにプレーオフ進出を逃している。個人技だけではレギュラーシーズンを勝ち抜けられない。逆に安定した戦力を持つフェニックス・サンズの強さが光ってるのだ。ちなみに、ガーネット選手のリバウンドタイトルは2年連続。その他のタイトル受賞者は、

[フィールドゴール]
 シャキール・オニール(ヒート).601(658/1095)
[3ポイント]
 ジョー・ジョンソン(サンズ).478(177/370)
[フリースロー]
 レジー・ミラー(ペイサーズ).933(250/268)
[スティール]
 ラリー・ヒューズ(ウィザーズ)2.9(176/61試合)
[ブロック]
 アンドレイ・キリレンコ(ジャズ)3.3(136/41試合)

となっている。レイカーズからマイアミ・ヒートに移籍したシャックことオニール選手がフィールドゴール王に輝き、プレーオフもカンファレンス1位で進出を決めたのだ。ぼくが大好きなニュージャージー・ネッツのジェイソン・キッド選手は、アシスト部門で3位にランキングされている。

さて、最終戦まで決まらなかった東カンファレンスのプレーオフ最後の枠に、そのキッド選手とビンス・カーター選手を擁するニュージャージー・ネッツが収まり、プレーオフ進出の16チームが出揃ったのだ。

西カンファレンス
 1. フェニックス・サンズ(太平洋岸地区1位)
 2. サンアントニオ・スパーズ(南西部地区1位)
 3. シアトル・スーパーソニックス(北西部地区1位)
 4. ダラス・マーベリックス(南西部地区2位)
 5. ヒューストン・ロケッツ(南西部地区3位)
 6. サクラメント・キングズ(太平洋岸地区2位)
 7. デンバー・ナゲッツ(北西部地区2位)
 8. メンフィス・グリズリーズ(南西部地区4位)

東カンファレンス
 1. マイアミ・ヒート(南東部地区1位)
 2. デトロイト・ピストンズ(中部地区1位)
 3. ボストン・セルティックス(大西洋岸地区1位)
 4. シカゴ・ブルズ(中部地区2位)
 5. ワシントン・ウィザーズ(南東部地区2位)
 6. インディアナ・ペイサーズ(中部地区3位)
 7. フィラデルフィア・76ers(大西洋岸地区2位)
 8. ニュージャージー・ネッツ(大西洋岸地区3位)

昨年ファイナル優勝のピストンズはディビジョン1位、カンファレンス2位で順当にプレーオフ進出を決めたけど、先述したように、準優勝のレイカーズはディビジョン4位で無念の敗退。また、ジェームズ選手のキャバリアーズは、ネッツと最終戦まで争ったのだけれど進出できず。田臥勇太選手が所属していたサンズはカンファレンス1位で通過。ブルズはジョーダン在籍の1997-98以来の7年ぶり、スーパーソニックスも同じく7年ぶりのプレーオフ進出となったのだ。

23日から始まるプレーオフの注目チームは、3ポイント王ジョンソン選手率いる西カンファレンスのサンズと、ファイナル2連覇を狙う東カンファレンスのピストンズ。ピストンズは初戦に得点王・アイバーソン選手が立ちはだかる。われらがネッツは初戦からカンファレンス1位のヒートと対戦(8位だから当たり前なんだけど)。キッド選手がシャック選手に吹っ飛ばされないように祈るばかりなのだ。

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