巨人、年俸1億8,000万円のダン・ミセリ投手を解雇。

2005/04/19 16:57 Written by コ○助

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早い……ちょっと早過ぎるなりよ……。巨人の長年の懸案だったストッパーの強化を目的に、メジャーでの実績を買われて年俸1億8,000万円という巨額の契約で巨人に入団したダン・ミセリ投手。ところが、メジャー通算579試合、41勝48敗35セーブ、防御率4.47の成績を収めた「153キロ右腕」の片鱗をこれっぽっちも見せることなく、まさかの4月退団となってしまったなり。

ミセリ投手が巨人で仕事をしたのは、わずかに4試合。4試合だけなので、どのような成績だったのかをまとめておくなりね(笑)。

4月01日 広島戦 1/3回 4打者 15球 3安打 0三振 0四死球 3自責点
4月05日 横浜戦 1/3回 4打者 13球 2安打 1三振 1四死球 1自責点
4月07日 横浜戦 1回 6打者 30球 2安打 1三振 1四死球 3自責点
4月10日 中日戦 1回 5打者 19球 2安打 1三振 0四死球 0自責点
※日本通算成績 0勝2敗0セーブ、防御率23.63。

開幕戦の広島戦(1日)でいきなり敗戦投手となり、5日の横浜戦でサヨナラ負けを喫して敗戦投手に。語るべき点はそれしかないという驚異的な選手なりが、結局日本で投じた球数は77球。1球あたりの単価が約234万円という、巨人のダメ外国人史に新たな一ページを刻んでしまったなり。

しかしまだ4試合。これだけ早い決断も異例と言えるなりが、解雇の理由は「ミセリに復調の兆しがなく、積極的に練習に取り組む姿勢も見られないため、チームの士気を考慮した」ということのようなりよ。17日の試合前には阿波野投手コーチと山本ヘッドコーチ、そしてミセリ投手の3人で話し合いの場が持たれていたなりが、この話し合いについて聞かれたミセリ投手は「日本の美しさとか、家族構成のこと。それに仏教について話した」とふざけた態度を取っていたなりね。

ほかにもこれまで「どんな成績に終わっても、今季限りで引退する」「(被弾したことについて)リトルリーグみたいな小さな球場でやってるから、こういう結果になってるんだ」などなど、迷言を連発。やる気が全く伝わってこないのは、現場のみならず、ファンも皆感じていたところなりよ。

本人の同意なしでは2軍に落とすことができないという契約条項が織り込まれていたとの噂もあるなりが、2軍での調整を命じることができない首脳陣の弱腰ぶりを考えると、本当にそんな契約を結んでいた可能性は高そうなり。巨人は戦力的にはミセリ投手がいようがいまいが何ら影響はないなりが、また「巨人は外国人選手の獲得が下手」というレッテルが貼られることになってしまったなりね。

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